本田圭佑のミラン移籍が取沙汰される中、イタリアでは「セリエAは外国人選手を減らすべきではないか」という論調が盛んになっている。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙が発表した集計によると、セリエAに在籍する外国人選手の数は、2006~2007シーズンは全体の29.4%に過ぎなかったが、それ以降年々増加し、昨シーズンには54.7%を記録。6年間でその数はほぼ倍増し、現在では所属の半数以上が外国人選手となった。ちなみに最多はアルゼンチン人の50人で、ブラジル人が43人でこれに続く形だ。
優れた外国人選手がやってくるのは魅力的なことではある。セリエAの歴史を振り返ってみても、'80年代のジーコやプラティニ、『グランデ・ミラン』のオランダトリオや、ジダン、シェフチェンコなど、一時代を築いた選手には外国人も多い。しかし昨今のセリエAの地位低下により、スター選手はプレミアリーグやリーガを目指すようになった。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Getty Images