冬季五輪の競技といえば、日本ではスキージャンプ、モーグル、フィギュアスケート、スピードスケートがメジャーな存在だ。それぞれに世界的な選手がいて、報道される機会も多い。
だが冬季五輪全競技の中で、世界的な人気競技といえば、やはりアイスホッケーとアルペンスキーだろう。これは、トップ選手がその競技から得ている収入を見ても分かる。アイスホッケーの最高峰、北米プロアイスホッケーのNHLには年俸500万ドル(約4億7500万円)を超えている選手が70人以上いる。日本にも一定のファンがいる。
一方で、日本と欧米で人気に最も開きのある競技が、アルペンスキーだろう。スピード系から技術系まで、滑降、スーパー大回転、大回転、回転、スーパー複合(滑降と回転1本ずつ)の5種目で行なわれている。世界のトップ選手たちは、10月から3月まで、欧州と北米を転戦するW杯20大会と、今季の場合は世界選手権(2月5日~17日)に出場している。今季W杯の賞金ランキングは別表のようになっている。
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