沖縄で初めて開催された日本オープンは、台風の影響で連日、暴風が吹き荒れた。
最大瞬間風速が16m/秒以上という時間帯もあったほどで、スコットランドのリンクスで行なわれる悪天候の全英オープンを彷彿とさせた。
そればかりか、コースセッティングは理不尽なまでに難しい、という声が多かった。攻めの幅が広く技の引き出しが多い藤田寛之ですら「(攻めて行く上で)ラインが見えない」と嘆いた。つまり、ショットを繋いでいく点と点を結ぶ術がないのだ。
例えば、ティフトン芝のラフに入ると、根がしっかりと育ちすぎて、そこにボールが入る。さらに芝がイソギンチャクのようにボールを包みこんでしまう。脱出できても強風でどこまで飛び、どう転がるのか予測出来ない。グリーンに乗ってもグリーンが硬く奥まで転がる。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Taku Miyamoto