ロンドン五輪で史上最高となる38個のメダルを獲得した日本選手団。選手個々の大奮闘はもちろんだが、彼らを支えた体制の充実も見逃せない。
とりわけアスリートたちから評価が高かったのが「マルチサポートハウス」だ。
マルチサポートハウスとは、選手のコンディショニングや疲労回復、食事などの栄養面をサポートするために、国が5億4000万円を投じ、国立スポーツ科学センターが設置した支援拠点。前回の北京五輪でアメリカなどが同種の施設を整備して結果をあげたが、日本は'10年の広州アジア大会から導入していた。
ロンドンでは、選手村から徒歩10分の距離にある、普段は劇場として使われている建物を利用。交代浴ができるリカバリープール、ミーティングなどに使えるスペース、高気圧酸素カプセルや高反発マットレスパッド「エアウィーヴ」のほか、栄養士や情報分析スタッフが常駐するなど、選手を多角的に支援する場として機能した。
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photograph by NIKKAN SPORTS/AFLO