開幕まで約2カ月となったEURO2012。ウクライナではリビウのスタジアム周辺整備の遅延や、約3倍に高騰するホテル代など、運営面の問題が指摘されているが、共催国ポーランドでは別の議論が起きている。
それが、ドイツ代表は大会中にアウシュビッツ強制収容所を訪問すべきか否か、というものだ。
第二次世界大戦中、同収容所ではナチスにより110万人以上に及ぶ大量虐殺が行なわれた。ドイツ・ユダヤ人中央評議会のディーター・グラウマン氏は「ドイツは歴史上の責任を認め、世界にそれを示すために施設を訪れるべきだ。彼らの訪問は多くの記念スピーチよりも効果がある。来ないとすれば、それは信じがたいことだ」と訪問を強く求めている。
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