「不幸にしてチームの結果とパフォーマンスは十分なものではなく、改善の兆候はまったく見られませんでした」
ビラスボアス監督の解任に際してチェルシーが発表した公式声明は、残酷なほど直截的だった。
3月3日、チェルシーは格下のウェストブロムウィッチに0-1で敗北。CL出場枠が危うくなったという判断により、34歳の青年監督はわずか在任8カ月で引導を渡された。
今回の解任は「志半ば」という表現が相応しい。ビラスボアスはチーム改革に着手していたからだ。
従来と同じ4-3-3でも、ボール支配率を重視した攻撃的なサッカーを追求し続ける。守備でもラインを高く保ち、全員でプレスをかける能動的なスタイルを目指した。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by AFLO