#794

記事を
ブックマークする

CRTマシン混走で、 新時代を迎えるモトGP。 ~問われる最高峰クラスの在り方~

昨季は勝利こそなかったが、随所で可能性を見せたスズキ。それだけに休止は惜しまれる

 長期化する世界経済の低迷の中で、モトGPの参戦体制を2台から1台へと縮小させていたスズキが、'12年から2年間の参戦休止を決めた。そのほかにも、資金繰りの厳しさから1台体制にするチームがいくつかあり、今季のモトGPクラスに参戦するワークスマシンは、計12台と過去最低の台数となる(ホンダ、ヤマハ、ドゥカティの3メーカーがそれぞれ4台ずつ)。

 '08年にはカワサキが撤退。それに続くスズキの縮小/休止に代表されるように、モトGPクラスはこの数年、慢性的な参加台数の不足に悩んできた。グランプリを運営統括するドルナはその問題を解消するために、これまでプロトタイプのマシンのみで戦ってきた最高峰クラスに、今季から量産車のエンジンを搭載するCRTのマシンを参加させることにした。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
キャンペーン終了まで時間
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Satoshi Endo

0

0

0

前記事 次記事