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女子バスケ日本代表が 越えねばならぬ壁。 ~鎖国政策との決別を~

海外経験が豊富な大神は、隼ジャパンの精神的支柱として奮闘した

 アジア3位――。それが、この夏、女子バスケットボール日本代表に突きつけられた現実だった。8月下旬に長崎県大村市で行なわれたFIBAアジア女子バスケットボール選手権大会で、韓国と中国に敗れ、アジア3位に終わったのだ。

 大会優勝国(中国)にだけ与えられるロンドン五輪の出場権を逃した日本は、2位の韓国とともに来年、五輪の直前に行なわれる世界最終予選の出場資格を得た。かろうじてロンドンへの希望を繋いだとはいえ、地元で大会を開催し、優勝を狙っていただけに、決して手放しで喜べる結果ではない。結局のところ、大会を通して格下の相手には順当に勝利をあげることはできたものの、格上の中国、韓国というアジア二強を相手に勝てる試合を落とし、勝たなくてはいけない試合では接戦に持ち込むこともできなかった。このままでは、世界最終予選突破も厳しい。

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photograph by Yukihito Taguchi

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