欧州最高峰を自他ともに認める凱旋門賞。今年で89回という長い歴史を刻みながら、過去に一度として欧州以外で調教された馬の優勝を許していない事実に、彼らのプライドがずっしりとした重さで伝わってくる。10月の最初の日曜も伝統の開催日。3日のフランス・パリ郊外、ロンシャン競馬場の芝2400mの舞台はあいにく不良のコンディションだったが、日本からの2頭の挑戦(ナカヤマフェスタ牡4歳、ヴィクトワールピサ牡3歳)を含めて19頭の出走馬が揃い、欧州競馬独特の内ラチ沿いにギュウギュウに馬群が詰まった形での激闘が展開された。
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photograph by AFLO