政界の大激変とは裏腹に、機は熟していたにもかかわらず、元の木阿弥に戻った感のある昨年の大相撲界。先場所は記録尽くめの場所となったが、残念ながら会場の空席ぶりは目を覆うばかり。昨年初頭に「相撲界の人気復活には日本人力士の活躍あるのみ」とエールを送ったが、期待は裏切られている。自らの時代を築いた白鵬、引退の窮地から甦った朝青龍。もはや両横綱頼みの集客が限界を迎えつつある中、協会に次なる手は果たしてあるのだろうか。
期待の「稀勢の里・琴奨菊・豪栄道」はいまだ殻を破れず。
今年の大相撲も厳しいと言わざるを得ないが、私は「若手日本人力士の“核”の育成」を最重要課題と考える。
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photograph by KYODO