鹿島がJ1史上初の3連覇を達成した。さすがの強さ、と言いたいところだが、優勝クラブがその年、5連敗もした例は過去にない。さながら、居眠りしたウサギが、それでもカメに勝ってしまったようなものだ。本来油断に乗じる役回りのカメ(清水)まで、首位に立った途端に居眠り(5連敗)するのだから、何とも締まらないシーズンだった。
だから、というわけでもないのだが、最終的に2位に入った川崎にも、それほど「惜しかった」という印象がない。
結果だけを見れば、優勝と勝ち点差2の2位は、確かに惜敗である。しかし、問題はそこまでに至る展開だ。
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photograph by Masashi Hara