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廣中璃梨佳、高島由香ら“五輪クラス”が続々ユニクロに集結! 規程改正で移籍が活発化、塗り替わるクイーンズ駅伝の勢力図
posted2026/11/06 06:00
2025年のクイーンズ駅伝で 6位のユニクロは、6人中5人が移籍加入の選手だった。3区を走った市田美咲(左)は今季ルートインホテルズに移籍
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和田悟志Satoshi Wada
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AFLO
今年3月、陸上・女子長距離界に衝撃が走った。JP日本郵政グループのエース、廣中璃梨佳がチームを去ることを公表した。
廣中は2021年の東京オリンピック10000mで7位入賞。さらには世界選手権でも’23年ブダペスト大会7位、’25年東京大会6位と、2大会連続で入賞した実績を持つ、日本の女子長距離界を牽引する存在である。
’19年に日本郵政グループに入社して以来、クイーンズ駅伝では主要区間を任され、3度の優勝に貢献。昨年は最長区間の3区(10・6km)で区間2位ながら、自身が持っていた区間記録を上回る快走を見せた。それだけに、近年常に優勝争いを繰り広げてきたチームにとって、廣中の離脱は大きな損失となった。
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その後、4月1日に、廣中がユニクロに移籍することが発表された。ユニクロは、言わずと知れたアパレル製造小売業で日本を代表する企業だ。女子陸上競技部は1997年に創部。クイーンズ駅伝には’03年に初出場し、’14年には7位に入賞している。その後は浮沈を繰り返し一時は廃部も検討されていたというが、この数年は強化が進む。’25年には青山学院大学の原晋監督がスペシャルアドバイザーに就任。選手を公募するなど、一風変わった試みも行なっている。そして、昨年のクイーンズ駅伝では、全国統一予選のプリンセス駅伝を6位通過ながら、本戦では過去最高の6位と躍進を果たした。
今季、ユニクロに移籍した有力選手は廣中だけではない。リオデジャネイロ五輪、パリ五輪と2度の五輪に出場した高島由香も7月16日付で入部した。高島は3月末に資生堂を退社しており、空白期間を経て新天地に移った。高島の入部よりも先に、資生堂の監督だった青野宰明氏がコーチに就任していたことも付しておこう。
高島はデンソー在籍時に、エースとしてクイーンズ駅伝3連覇に貢献。その後に移籍した資生堂でも優勝メンバーに名を連ねた。廣中も先述の通り、日本郵政グループでは3度の優勝の原動力となっている。両者ともに、今季は試合で元気な走りをなかなか見せられずにいるが、駅伝日本一を目指すユニクロにとって、優勝を知るふたりの経験は何より得難いものだろう。
移籍が増えた背景と女子駅伝の勢力図の変化
近年は、移籍する実業団選手が増えてきた。それには明確な理由がある。以前は、日本実業団陸上競技連合の規程に「円満移籍者でない者の(実業団)登録申請は無期限で受理しない」という条項があった。もちろん円満退社した上であれば、他チームへの移籍は可能だったが、事実上、移籍が制限されていたということだ。これは「金にものを言わせた引き抜き」行為を防ぐために設けられた規程だったが、指導者とのミスマッチで伸び悩む選手もおり、たびたび問題視されてきた。


