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育てて売るだけ、じゃない…ブンデスの中堅「フライブルク」が堂安律、鈴木唯人ら日本人選手を成長させられる理由「毎週監督と個別反省会も」
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中野吉之伴Kichinosuke Nakano
photograph byGetty Images
posted2026/11/05 11:04
フライブルクで着実に成長を見せている鈴木唯人。そこには、かつて“あの日本代表選手”を獲得したときから続く成長支援ポリシーがあるのだという
「オファーを出してくれたことはうれしいことだし、感謝している。チームメイトも受け入れてくれたし、サッカーが出来ているのかなというのはある。これだけ素晴らしい環境で素晴らしいスタジアムでたくさんのサポートの中で出来るというのはサッカー選手として最高。応援してくれている人たちのためにも自分の得点を入れるシーンとかチームが勝つ姿をたくさん見せたい」
当時のチームメイトには、現在の監督シュースターもいた。周囲への気配りに長け、誰にでも分け隔てなく話しかけていた姿を今も覚えている。かつての仲間がその後キャプテンとなり、現役引退後は監督として、今度は日本から来た選手を迎える側にいる。長い時間をかけてつながってきたクラブらしい話ではないだろうか。
選手を成長させ、クラブも成長する
フライブルクはいま、選手を育てて送り出すだけの「育成クラブ(Ausbildungsverein)」から、加入後も高いレベルで成長し続けられる「育成・成長支援クラブ(Aus- und Weiterbildungsverein)」へと、自らの立ち位置を変えている。2025-26シーズンにはヨーロッパリーグ決勝にも進出した。それでも、守ってきた価値観は変わらない。
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長年クラブを率いたクリスティアン・シュトライヒ前監督の言葉が思い出される。
「野心を持て、向上心を持て。だが、人間を忘れてはならない。そこにいるのは常に人間なのだ」
選手には成長を求める。では、迎え入れるクラブも成長し続けているだろうか。
日本人選手とフライブルクの関係を見ていると、その問いの大切さに気づかされる。選手だけが新しい環境に合わせるのではない。クラブも経験を重ね、相手を理解し、受け入れ方を磨いていく。その歩みがあったからこそ、いまのつながりが生まれたのではないだろうか。
〈全2回の2回目/1回目から読む〉

