プロ野球亭日乗BACK NUMBER

日本シリーズ「2年前と同じ展開?」ソフトバンク連勝もDeNA逆襲はあるのか?カギを握るのは”シリーズ男”の存在…第3戦で注目したい三森大貴の起用法

posted2026/10/27 17:10

 
日本シリーズ「2年前と同じ展開?」ソフトバンク連勝もDeNA逆襲はあるのか?カギを握るのは”シリーズ男”の存在…第3戦で注目したい三森大貴の起用法<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

日本シリーズでホーム2連敗を喫したDeNAの中で逆襲のカギを握る三森大貴。第3戦以降の起用法に注目だ

text by

鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

PROFILE

photograph by

Kiichi Matsumoto

 最後には勝ち切る。ソフトバンクの底力を感じる2試合だった。

 DeNAとソフトバンクが激突する日本シリーズ。第1、2戦はいずれも延長戦にもつれ込む接戦となったが、最後に勝負を決めたのはソフトバンクだった。打線の状態が万全でなくても、どこからでも得点できる攻撃力と、パワーピッチャーをそろえた救援陣。その選手層の厚さが、接戦をものにする力となっている。

DeNA逆襲のカギは“シリーズ男”の存在

 第1戦は1点を追うDeNAが8回、牧秀悟内野手の同点本塁打で追いついた。しかし、延長11回にソフトバンクが2点を勝ち越し、3対1で勝利。DeNAは継投策が実らず、最後に突き放された。

ADVERTISEMENT

 第2戦もDeNAは2点を追う8回、筒香嘉智内野手の逆転3ランで試合をひっくり返した。だが、9回に山川穂高内野手の同点本塁打を浴び、延長10回には川村友斗外野手に勝ち越し本塁打を許した。土壇場で追いつき、延長戦で勝ち越す。ソフトバンクが2試合続けて見せた勝負強さだった。

 2連敗からのスタートとなったDeNAに、逆襲の糸口はあるのか。

 カギを握るのは、短期決戦でチームに勢いをもたらす“シリーズ男”の存在ではないだろうか。

 まず注目したいのが、三森大貴内野手だ。

 第1戦では「6番・中堅」で先発出場。7回と9回に安打を放ち、とりわけ目を引いたのが9回の2つの盗塁だった。

 2死から出塁すると7番・林琢真内野手の4球目にディレードスチールを試みて二盗に成功。さらに7球目にはスイング確認をしようとした相手バッテリーの隙を突いて、再びディレード気味に三盗を成功させた。1イニング2盗塁は日本シリーズタイ記録。2つがディレードスチールというのは、おそらく史上初だろう。

 単に足が速いというだけではない。相手の意識やわずかな隙を突き、試合の流れを変えようとする積極的なプレーだった。短期決戦では、こうしたプレーが相手に与えるプレッシャーが大きいということだ。

「どんどんプレッシャーをかけられる選手なんで。どんな場面、シチュエーション関係なくああいうアグレッシブなプレーができるのが彼の持ち味」

注目したい三森の起用法

 初戦の試合後に相川亮二監督も三森の存在感をこう語ったが、短期決戦はこういう選手をベンチがどう見極め、どう使いこなしていくか、だ。

【次ページ】 ソフトバンクの庄子をどう封じるか

1 2 3 NEXT
#横浜DeNAベイスターズ
#福岡ソフトバンクホークス
#三森大貴
#筒香嘉智
#相川亮二
#庄子雄大
#小久保裕紀

プロ野球の前後の記事

ページトップ