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〈後日談が話題〉ロッテ・唐川侑己が引退試合に秘めた想い「パパのことを思ってくれたら」43歳で急逝した先輩へ…一周忌前夜のサプライズ
posted2026/10/15 06:05
引退セレモニーでは大粒の涙を流したロッテの唐川侑己
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
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JIJI PRESS
10月3日、千葉ロッテマリーンズの唐川侑己投手が引退試合を迎えた。だが、この日のマウンドには、唐川自身の19年間だけでなく、もう一人の男の魂も宿っていた。知られざる秘話をマリーンズ広報室長・梶原紀章さんが綴った記事を凝縮版でお届けします。
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2007年秋のドラフトで唐川と同期入団したのが、伊藤義弘さんだ。JR東海から大学社会人ドラフト4巡目で指名された伊藤は、7歳年下の唐川を弟のように可愛がった。セットアッパーとして257試合に登板し、2010年の日本シリーズでは胴上げ投手にもなった伊藤は、2016年限りで現役を引退。しかしその後、昨年10月6日に交通事故で突然この世を去った。享年43歳だった。
「07年ドラフト組の最後を、自分が締めた」
伊藤の訃報を受けた唐川は、福岡まで急きょ飛び葬儀へ参列した。4人の子どもたちと夫人の悲しむ姿を目にし、「自分に出来ることはないかなあ」と自問自答する日々が続いた。そして引退の時を迎え、一つの決断をする。引退試合に、伊藤家を招待することだ。
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「連絡する時は勇気が必要だった。もしかしたら嫌だったらどうしようとか、ありがた迷惑かもしれないとか」
そう逡巡しながらも連絡を取ると、夫人は快諾し、福岡から必ず駆けつけると約束してくれた。唐川は航空券・ホテル・観戦チケットをすべて自ら手配し、さらに試合後のセレモニー映像に「2007年12月17日の入団会見」の映像を入れて欲しいと球団に要望した。その映像には、笑顔を浮かべる伊藤の姿もある。夫人と子どもたちへのサプライズだった。

