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山本智大&小川智大「ちょっとおかしいんですよ、僕ら(笑)」バレー日本代表が世界に誇る”2人のリベロ”…ライバルでも「なぜ奇跡のように仲が良い?」
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米虫紀子Noriko Yonemushi
photograph byJVA / AFLO
posted2026/10/18 17:03
バレーボール男子日本代表が世界に誇る“2人のリベロ”山本智大(左)と小川智大。最大のライバルにして、なぜ仲が良いのか?
「僕はもうアジア選手権(の出番)は終わったと思っていて。もちろん気持ちは切らしていないですけど、ずっと交互だったので。でも驚きはなかった。むしろ最後は出たかった。だけど、逆の立場だったら、『あー』となっていたかもしれない。複雑でしたね、あの一瞬は。だって絶対(小川は)自分だと思うじゃないですか。試合に入ったら、めちゃくちゃ声を出してくれていましたけど、内心は、悔しさが絶対にあるだろうなと、表情からも受け取れました」
予想外の先発でも、ロス五輪の切符がかかる大一番でも、山本は動じない。熾烈なポジション争いに毎日晒されているからだ。イランの強力なスパイク、サーブも難なく返し、得点機を幾度も演出した。
日本は2セットを連取し、第3セットも競り合いの中、マッチポイントを握る。ここで山本のビッグプレーがチームを救った。24-23から、セッターの深津英臣は最後の1点をレフトの石川祐希に託すが、石川のクロススパイクはイランのミドルブロッカーに阻まれた。しかしブロックに叩き落とされたボールの落下地点には山本が待ち構えていた。倒れ込みながらもそのボールをしっかりと拾い、しかもコートの真ん中に高く上げて時間を作る。深津は万全の体勢でトスを上げることができ、再び託された石川が、今度はブロックを弾き飛ばした。その瞬間、日本のロス五輪出場が決まった。
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「嬉しいというのが一番でした。最後、石川が打ったボールを、いいところでカバーできたので、あそこにいてよかったなと」
深津も試合後、「あのブロックフォローはすごい」と讃えた。まさに山本の嗅覚と技術が詰まった1本。最初ライト側にいた山本は、石川がスパイクを打つ瞬間にスルスルとコートの真ん中に移動していた。
「なんか、ブロックに当たる予感がしました。あの時、石川は絶対クロスに打つと思った。体がクロスに向いていたし、相手のミドルが遅れてきていたので。遅れてきたんですけど、その手がニョキッと出てきたのが見えたので、『あ、来るな』と」
勝利の瞬間、山本はベンチに向かって吠え、石川に駆け寄った。それとほぼ同時に、ベンチにいたはずの小川も、山本の後ろから石川に飛びついた。
ティリ監督からかけられた声
その日の午前練習で、小川もティリ監督から声をかけられていた。
「今日はトモ(山本)で行く。でもお前が悪いというわけではまったくないから。準備はしておいてくれ」
なんで……その思いをグッと飲み込んだ。
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