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「3連覇を逃すとしたら…」ドジャース優勝を阻む最悪のシナリオをNHK解説者が指摘…それでも山本由伸が“切り札”となる納得の理由 

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遠藤修哉

遠藤修哉Naoya Endo

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photograph byDaniel Shirey/Getty Images

posted2026/10/12 06:02

「3連覇を逃すとしたら…」ドジャース優勝を阻む最悪のシナリオをNHK解説者が指摘…それでも山本由伸が“切り札”となる納得の理由<Number Web> photograph by Daniel Shirey/Getty Images

NHK解説者の武田一浩氏がドジャース優勝の「切り札」になると見ている山本由伸

「例えばスコット、ディアスがこのままの調子を維持できれば良いが、中継ぎや抑えは短期決戦で一度打たれると使いづらくなる。その時、考えるのが、スクーバルと山本のリリーフ起用だ。山本は昨年の活躍があり、スクーバルもタイガース時代に経験がある」

 山本は昨年、ブルージェイズとのワールドシリーズ第2戦で完投した後、延長18回に及んだ第3戦でも、枯渇した投手事情もあり、救援に備えてブルペンで投球練習をしていた。その後、フリーマンがサヨナラ本塁打を放ち登板には至らなかったが、完投した翌々日にも、チームのために救援に備える姿が称賛された。さらに第6戦で6回を投げて勝利投手になると、翌日の第7戦では救援登板を志願した。9回途中から延長11回まで、2回3分の2を無失点に抑えた。先発と救援で第6、7戦の勝利投手となり、計3勝を挙げ、シリーズMVPに輝いた。まさに「シリーズ男」の働きだった。

 一方のスクーバルも、タイガース時代の2021年にパイレーツ戦で救援登板し、3回を無失点に抑えた経験がある。大舞台での救援実績ではないが、武田氏は現在の投球能力も踏まえ、役割の変更に柔軟に対応できると評価する。

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「先発ピッチャーで、かつリリーフで能力を発揮できる人ははっきり言って少ない。ふつうは登板間隔が中1日とか2日だと打たれたりするが、山本、スクーバルはそうした弱点が見当たらない。去年のワールドシリーズは7戦まで行って、山本はまさに大車輪で投げたんだけど、今年はそこにスクーバルを投入すれば、山本の負担は軽くなると思う」

3連覇の条件「世界一を逃すとすれば…」

 ただし、3連覇への見通しには条件も付く。ドジャースが“世界一”を逃すとすれば、どのような展開になったときだろうか。

「それは、スクーバルと山本が先発し、立て続けに負けた時だろう。先発3番手、4番手のスネル、グラスノーで落とすことは指揮官も考えているだろう。ただ、大黒柱の2人が打たれるとなるとかなり厳しい戦いとなるだろう」

 2人が先発した試合をともに落とせば苦しくなる。逆に、先発で勝ちを積み上げ、必要な場面では2人を救援にも起用する。武田氏は、先発と救援の両方を担える2人の“大黒柱”に、3連覇への強みを見いだしている。

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