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「今日はお前で負けたね」三井寺眞13歳を“元天才MF”財前宣之が泣かせてしまった日「でも俺が眞に心を動かされるのは…」LINEで意見交換、3つの教え

posted2026/10/30 17:02

 
「今日はお前で負けたね」三井寺眞13歳を“元天才MF”財前宣之が泣かせてしまった日「でも俺が眞に心を動かされるのは…」LINEで意見交換、3つの教え<Number Web> photograph by YUTAKA/AFLO SPORT

2026年5月、Jリーグデビュー前の三井寺眞。彼が幼少期から発揮していた才能とは

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生島洋介

生島洋介Yosuke Ikushima

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YUTAKA/AFLO SPORT

今シーズンのJリーグで大きな話題の1つとなっているのが、16歳にしてJ1の舞台で躍動している三井寺眞だ。彼の中学生時代を見守ったのは、10代で“天才MF”と称された人物だった。財前宣之にティーンエージャーの素顔と育成論を聞いた。

怪物の原点、13歳の衝撃

 16歳でJ1のピッチに立ち、大人たちを相手に物怖じせずゴールを奪う横浜F・マリノスの三井寺眞。その原点ともいえる姿を、彼は中学1年の夏にも見せていた。

 2023年春、青森の自宅を離れた三井寺は、FCフォーリクラッセ仙台(現・FCフォーリクラッセ東北)が用意した寮で新生活をスタート。入団当初は他の1年生と同じく、平日2日と週末2日のクラブ活動に励んだ。ほどなくして上のチームへ引き上げられ、平日の練習日は3日となった。

 しかし、成長期における1、2歳差のフィジカルギャップは大きい。しかも、小学生までの試合は狭いピッチでの8人制で20分ハーフ。1年生の三井寺が放り込まれたトップチームは、あまりに異なるプレー環境だった。

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「だから、中1の9月頃にトップチームで出した練習試合のことはよく覚えています」

 当時の記憶を語るのは元世代別日本代表で、クラブの代表を務める財前宣之である。

「相手のヴェルディは、もちろんデカくて速くてめちゃくちゃ強い。当時のうちにしたら頑張って守りたおして、それでもやられて『ヤバかったなヴェルディ』って終わるのが普通です。そんな試合で、眞はカウンターから1点取ったんですよ」

 自分より大きく速い相手を前にしても、年齢を言い訳にせず、チャンスをものにする。プロの舞台に立つ今も、三井寺が見せる姿はあの頃と変わらない。

「当たり前だけど、プロに行ったら年齢は関係ない。それを感じさせる狙いもあって、『1年生だから』っていう言い訳はやめろと、当時から口酸っぱく言ってました。『1年生でも上のチームに入って試合に出る以上は助っ人だよ』と。その"助っ人感"がピッチでの表現力に変わると思っているので」

LINEで意見交換…財前が授けた3つの教え

 加入から半年も経たないうちに、トップチームで爪痕を残した三井寺。そんな才能を、財前たちはどのように育てていったのか。

 フォーリクラッセの選手たちは、普段から自分のプレーを振り返り、監督やコーチにLINEで送っているという。

【次ページ】 あえて与えた試練と涙の理由

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