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ハマ街ダイアリーBACK NUMBER
「まあ、褒めるところはないと書いておいてください」DeNA度会隆輝へ筒香嘉智の愛あるゲキと牧秀悟の感嘆…CSキーマンへ「最後はハッピーエンドに」
text by

石塚隆Takashi Ishizuka
photograph byNanae Suzuki
posted2026/10/05 11:06
大きな成長を見せる度会に、筒香や牧ら先輩も大きな期待を寄せている
「どんなピッチャーであっても1球目から合わすことができる。僕も1番の経験をさせてもらいましたが、相手のボールを客観視できない状況でゲームに入ってのことなので、あれはなかなかできないし、すごいと思いますね」
さて今季はペナントを初めて完走できたわけだが、一番苦しい時期はいつだったのだろうか。そう問うと、度会はこちらが予想していた答えを低いトーンで口にした。
「やはり7月、スタメンで出られないときですかね……」
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開幕からコンスタントに試合に出つづけアベレージは悪くなかったものの、勝又温史の台頭やヘラル・エンカーナシオンの加入によりレギュラーを外されてしまった。雌伏の時間、度会はなにを考えていたのだろうか。
「試合に出たいという気持ちは強かったけど、自分に与えられた仕事を全うすることだけを考えていました。代打がメインでしたが、そこでしか見られない風景や感覚もありました。だから、あの期間は自分にとってすごく成長できた部分もあったので、すごく大切な経験だったと思います」
苦しい時期に感じていたこと
真っすぐな目で度会はそう言った。しかし選手である以上、是が非でも試合には出たい。そこに悔しさや「チクショウ」という感情はなかったのか。そう問うと、度会はそれには答えず次のようにつづけた。
「とにかく切り替えて自分の仕事をやるだけでした。尚典コーチからは『絶対にまたチャンスは来るから、この期間を大切にしてがんばろう』という言葉を掛けていただき、その思いで毎日を過ごしていました。
また代打であっても、終盤の大事なイニング頭であったり、また試合が決まりそうな場面で何度も送り出してくれて、そこはもう自分からしたら感謝しかないですね」
そして度会は深呼吸をするように言うのだ。

