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テニスPRESSBACK NUMBER
「えーっ! 写真見せてくださいよ! 」錦織圭が“恋バナ”に反応「可愛いじゃないですか!」密着取材クルーに“怒った”納得の理由「勝ちにいくんですよ」
text by

近藤裕介Yusuke Kondo
photograph byAFP/JIJI PRESS
posted2026/09/29 11:05
2014年全米オープン準決勝でジョコビッチに勝利した瞬間の錦織圭
「17年からドキュメンタリーを作らせていただくことになって、毎年フロリダのIMGアカデミーまで取材に行きました。最初のころはまだ距離があったので、雑談でも、あの選手知っていますか? みたいなテニスの話が多かったんです。そこからだんだん、私に今、付き合っている彼女がいて、みたいな話をするようになって、錦織選手が『えーっ! ちょっと写真見せてくださいよ!』『良いじゃないですか! 可愛いじゃないですか!』みたいに反応してくれて(笑)。よくある20代後半の普通の会話です。でも、相手はもう、グランドスラムで準優勝した後の、スーパースターなんですよ。普通、すごいスポーツ選手って、ツンツンしていたりすると思うんですけど、まったく驕るようなところがなく、フランクに接してくれて。いい意味で距離感が近くて、結婚とか、プライベートな話もたくさんさせてもらいました」
4大大会の度に会食の場をセッティングし、親交を深めた。
「錦織選手は当然、普段から栄養のバランスを意識して食事をします。なので、基本的には各国にある和食のお店を選んで、注文は錦織選手に任せます。ただ、魚、肉、野菜、炭水化物、いろいろな種類を食べるためには、かなりの量を注文することになる。そこで、錦織選手が『うーん、これは食べきれないかな』と悩んだ時が、私の出番です。実際、食べる量には自信があるので、絶対に食べきりますと言って、まず錦織選手に必要な分を食べていただいて、残ったものは全部食べます。そんなことを続けているうちに、『頼みすぎか。でも加藤さんいるから大丈夫か』と、毎回のように言ってもらえるようになりました(笑)」
プエルトリコで錦織から苦言「やめましょうよ」
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2023年には、プエルトリコで開催されたチャレンジャー(下部)大会まで足を運んだ。錦織にとって、約1年8カ月ぶりの復帰戦だった。
「一番長く一緒に過ごしたのが、2023年のプエルトリコだったんです。周囲には何もない場所なので、ホテルから出られない。10日間ぐらい、リゾートホテルの中で朝、昼、晩、一緒に過ごす環境でした」
ただ大会前、加藤は錦織から苦言を呈されている。
「実は、復帰前にフロリダでインタビューを撮らせてもらったんですけど、カメラが回っていないところで、プエルトリコの放送権をWOWOWが取ったことを伝えたら、『えー、やめましょうよ』『誰にも見られない環境でやりたかったんですよ』と言われてしまって。1回戦の前にインタビューをしたときも、『本当はそっとしておいてほしかった』と。あれは本気でしたね。たぶん、けが明けで本来のプレーができるのか、錦織選手自身に確証がなかったんだと思います」
内心、複雑なままプエルトリコに滞在していた加藤だったが、錦織はこの大会で見事に優勝する。

