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「導入なら出塁ルールもなくしたら」阪神・藤川監督の死球防護プロテクター案にNHK解説者が“待った”「ピッチャーだけの責任にするのは違う」
text by

遠藤修哉Naoya Endo
photograph byJIJI PRESS
posted2026/09/11 17:00
8月13日の巨人戦で死球を受けた阪神の森下翔太
「球児は現役時代、主にリリーフとして投げてきたから、そういう考え方になる部分もあるんだろう。ただ、先発投手の感覚はまた少し違う。先発っていうのは、球威だけで抑えるわけじゃない。ゲームの流れやバッターの反応を見ながら内外に配球し、駆け引きを重ねながらイニングを投げていく。時には厳しい球を投げて打者に内角を意識させることだってある」
野球が「ガラリと変わってしまいますよ」
先発投手にとって、内角への厳しいボールもまた、長いイニングを戦うための配球の一つというわけだ。武田氏が問題視するのは、防具によって打者が内角への警戒を薄め、これまで以上にホームベース側へ踏み込めるようになることだ。
「投球を組み立てるうえで『ここはインコースにいかないとダメだ』と判断する場面がある。その駆け引きを含めたものが、野球の面白さだと俺は思っている。極端な話、バッターを防具で全面的に守るんだったら、デッドボールで打者が出塁できるルールをなくしたらいいんじゃないか。当たっても痛くないデッドボールなんて誰も怖くないから、打者はどんどん踏み込んでくるでしょ。すると投手はアウトコースで勝負できなくなるから、いまの野球は、ガラリと変わってしまいますよ」
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そもそも武田氏は、デッドボールをすべて投手側の問題として捉えることにも違和感があるという。

