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「希望の朝だ~」ヤクルト池山隆寛60歳が“オヤジギャグ”を連発する理由「ウケるとも思っていません(笑)」選手との年齢差30以上…還暦監督のコミュ力
posted2026/09/02 17:00
スワローズの池山隆寛監督とつば九郎の貴重な2ショット
text by

長谷川晶一Shoichi Hasegawa
photograph by
Kenta Yoshizawa
発売中のNumber1150号に掲載の[指揮官大いに語る]池山隆寛「こんな監督、いてもいいよね」より内容を一部抜粋してお届けします。
最年長60歳、新人監督の「オヤジギャグ」
「長いシーズン、いろんなことがあると思いますけど、すべてはチームのために、応援してくれるファンのために」
今季の開幕となる3月27日、試合前の全体ミーティングでの出来事である。初陣を控えた池山隆寛は緊張した面持ちで、手元の手帳を見ながら訓示を続けている。
「つば九郎が戻ってきますんで、より盛り上がるはずです。あとはみんなで戦いましょう。いいですか!」
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ここまでは「普通の」監督メッセージだった。しかし、ここから異例の展開が披露されることになる。「私、緊張していますので、スタメン(発表)の前に緊張をほぐしたいと思います」と言うと、ユニフォームの後ろポケットから、自社製品であるヤクルト1000を取り出して高く掲げ、そして……。
「新しい、朝が来た。希望の朝だ~」
CMで使用されている『ラジオ体操の歌』を大声で熱唱したのである。選手たちからはとまどいを含んだ小さな笑いが起きる。この日の試合に勝利した池山はこのミーティングの意図を次のように振り返った。
「やっぱり、笑いがあるところに人は集まる。笑顔になると元気になれる。だから、CMを見て、開幕前夜に決めました。朝、運転手さんに頼んで、コンビニでヤクルト5本くらい買ってきてもらったんです」
60歳にして初めて一軍の指揮を執ることになった12球団最年長監督は折に触れ、このようなミーティングを行っている。チームが停滞しているとき、連敗が続いているときに、自ら壇上に立ち、若い世代にとっての「オヤジギャグ」を交えたメッセージを積極的に送る。そこに込めた意図について、池山は恥ずかしそうに口を開いた。
