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「謝罪会見をしたのも…」高田繁のGM初仕事は“問題児”だった大投手の入団交渉「一場問題があったからね」日本ハムで出会った“本当の天才”とは
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村瀬秀信Hidenobu Murase
photograph byJIJI PRESS
posted2026/09/14 17:24
新入団選手発表の場で記念撮影する新人のダルビッシュ有(右端)と高田繫GM(手前)
このドラフトでは一場問題があったからね。何人ものオーナーのクビが飛んで、とんでもない騒ぎになった。さらに日本ハムは本社の方でも牛肉偽装事件の問題があったし、大社オーナーの方針で一切の裏金というものを認めてこなかったんだ。
「僕らは全員野球界にいられなくなります」
ダルビッシュの条件は上限である契約金1億円+出来高5000万円と年俸1500万円。お父さんに会ってハッキリと説明させてもらったよ。
「この条件以上のものは出せません。評価していないわけではなく、これは球界で決められているルールで、もしもそれを破ってしまえば僕らは全員野球界にいられなくなります」と言ってね。そこはもうキッチリやったよ。
「人間は失敗して成長するもの」
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ありがたいことに、ダルビッシュのお母さんが巨人ファンで、現役時代の俺のことを応援してくれていたと担当スカウトから聞いてね。お母さんが、ケーキで歓迎してくれたよ。交渉に有利に働いたかどうかは関係ないとは思うけど、入団してくれてありがたかったな。
ちなみに、GMとして最初に謝罪会見をしたのも、ダルビッシュが週刊誌にパチンコ屋でタバコを吸っているのが載った時だったな。謹慎処分も出した。でも、あれから心を入れ替えてね、徹底的なプロ意識を持って、日本の大エースにまでなってくれたんだからね。今では堂々と発信する側の人間になっとるやろ。人間というのは失敗して成長するもの。そこで気付ける人間とそうでない人間とで大きく分かれてしまうんやな。《第2回につづく》
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