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「あいつはね、長嶋さんなんだよ」日本ハム元GM高田繁が新庄剛志を絶賛するワケは…「俺だって聞いてないからね。ひっくり返ったよ」
posted2026/09/14 17:26
2006年の優勝パレードでファンに手を振る新庄剛志
text by

村瀬秀信Hidenobu Murase
photograph by
Koji Asakura
その年の交流戦で11連敗したことがあってね。それでもヒルマンは練習しないのよ。日本の常識なら一日空いていたら練習をやるでしょ。移動日だって必ず練習するよ。ところがヒルマンは「気分を切り替えることの方が大事だ」と言ってね、練習を一切やらないんだわ。選手やコーチたちからも不満が出ていることはわかっていた。フロントは現場に口出しをしないことが、このGM制度の肝だよ。とはいえね、さすがに耐えられなくなってね。コーチを集めて言ってしまったんだ。
ヒルマン怒り「GMさん、余計なことしないでください」
「いやいや、11連敗もしていて、何もしないでただ休んでいるだけなんて、そんなことで勝てるわけないだろ。練習やれよ。やることやらなきゃだめだろ」ってね。
それがヒルマンに漏れた。「GMさん、余計なことしないでください。練習はやりません」と怒られてね。俺はもちろん引き下がったよ。現場では監督の考えを優先する。そこの線引きを曖昧にしてしまうと、このGM制度自体が瓦解しかねないからね。
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アメリカ人の考え方は、スランプになっても、「疲れが溜まっているから身体を休ませる」となる。ひたすら休んで身体のキレを取り戻すんだ。俺がやってきた野球はその逆だよ。王(貞治)さんがスランプの時なんて2時間でも3時間でも練習に没頭していたけど、休んで万が一スランプを抜けたとしても意味がないんだわ。練習して、練習して壁を一段階乗り越えた時には、その時に苦しんだことが大きくプラスになっているんだ。そうやって現状をレベルアップしていくというのが俺らが川上(哲治)さんの時代に教えられた考え方だよ。

