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日本“学生最速スプリンター”は「国立大学の理系院生」で「アニメキャラのモデル」にも!? 超異色のアスリート・山本匠真(24歳)とは何者か? 

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別府響

別府響Hibiki Beppu

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posted2026/09/08 18:00

日本“学生最速スプリンター”は「国立大学の理系院生」で「アニメキャラのモデル」にも!? 超異色のアスリート・山本匠真(24歳)とは何者か?<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

荒天の中で日本インカレ100mを制した山本匠真(広島大院)。国立大の院生でありアニメ映画のキャラモデルを務めるなど異色のスプリンターだ

 2023年、大学3年時の日本インカレで3位に入賞すると、大学4年となった2024年シーズンに一気に覚醒。4月の出雲陸上で10秒31を記録して3位に入ると、5月の世界リレー日本代表にも選出された。

 6月の布勢スプリント予選では10秒16の自己ベスト(当時)を叩き出し、決勝では元日本記録保持者の桐生祥秀らを抑えて2位に輝いた。同年のパリオリンピックでは男子4×100mリレーの補欠メンバーにも選出されるなど、一躍トップアスリートの仲間入りを果たした。 

 そして大学院2年となった今季、さらにもう一段階階段を駆け上がる。

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 8月の富士北麓ワールドトライアル予選でそれまでの自己記録を大きく更新する10秒04(+1.5m)をマーク。7月の布勢スプリントから今回の日本インカレまで公式レースで4連勝と、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いを見せている。 

大学院で半導体の研究…文武両道のリアル

 そんな山本のもう一つの顔が、広島大学の大学院で半導体を研究する研究者としての姿だ。 

「半導体はいまの世界の核心を担っていく大事な産業。さまざまな種類がある中で、この分野を学んでいれば応用が効きそうだなと思って入りました」

 トップアスリートとしての過酷なトレーニングと、緻密な思考と膨大な実験時間を求められる大学院での研究。過去には「両立はあまりできていない」と苦笑いしたこともあったが、山本にとって研究活動は競技力向上のための大きな「プラスの作用」ももたらしているという。 

「陸上で良い成績が出るようになると、評価されることも増えました。そうなると自分の未熟な部分に向き合う機会が少なくなりがちです。でも、研究では壁にぶつかってばっかり。課題にぶつかっては落ち込んで、頑張ってやったと思った成果が全然出なかったり、勉強不足を痛感させられたり……その繰り返しです。それが良い意味で自分の気を引き締める戒めになっています」 

【次ページ】 話題の映画の「フォームモデル」にも!?

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