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なぜ永露ではなく河東?「私のせいなんですが…」ティリ監督が語った“セッター交代”の意外な理由…いきなり高橋藍に大胆トス「自信になりました」
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米虫紀子Noriko Yonemushi
photograph byJVA/AFLO SPORT
posted2026/09/06 11:02
アジア選手権で代表デビューを果たしたセッター河東祐大(28歳)。第2セットの途中でコートに入ると、いきなりパイプ攻撃を選択する強気のトスが光った
河東は日本体育大学を経てVC長野トライデンツ(現・信州松本トライデンツ)に加入し、2022-23シーズンにジェイテクトSTINGS愛知に移籍。3年間は関田の控えだったが、関田がサントリーサンバーズ大阪に移籍した昨季は、正セッターを務めた。
今大会前に、「深津と上げ方やプレースタイルが似ている」というティリ監督の評価を伝えると、少々驚いたようだった。
「正直、自分はまったく違うタイプだと思っていました(苦笑)。オミさん(深津)のトスのテンポは本当に速いので。自分のトスは、ゆっくりではないですけど、そこまで速いほうではないという認識でした。でも今は、オミさんが速いテンポで上げているので、二枚替えなどで自分が入った時に、同じテンポでスパイカーに供給できるように練習から意識しています。でも一番は、スパイカーが打ちやすいトスを常日頃考えてやっているので、速いテンポでも、一番いい状態で打てるように、スパイカーとしっかりコミュニケーションを取るようにしています」
「自分が出る場面は厳しい状況だと覚悟している」
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合流してからアジア選手権まで時間がなかったことで、逆に積極的になれたという。
「自分は本来すごく人見知りで(苦笑)。あまり話しかけるタイプではないんですけど、やっぱりバレーはコミュニケーションが大事ですし、本当に1カ月しか期間がなかったので、自分から積極的に行こうかなと」
デビュー戦後は手応えと同時に課題も語った。
「自分が出る場面は二枚替えという難しい状況や、厳しい状況だと覚悟していますので、どのスパイカーともしっかりコンビを合わせて、いい状態で打たせるのが自分の使命だと思っています。今日はそこがちょっとできなくて、レフトの細かい高さやスピードが少し合っていなかったのが課題。今日はコートに入っているメンバーがすごく声をかけてくださったので、思い切りプレーできましたし、助けてもらってばかりでした。これから勝ち上がって、最後の決勝では、自分が引っ張るような気持ちでできるように、この1週間しっかり自分も成長して、チームの勝利に貢献できればと思います」
初戦はセットカウント3-1で勝利。2013年以来対戦したことのなかったオマーンに、力の差を見せつけたセットもあったが、相手がセッターを代えた第3セットを奪われるなど、やはり五輪予選は一筋縄ではいかないと痛感させられもした。
だからこそ、劣勢の場面で流れを変えられる選手の存在は欠かせない。デビュー戦で見せた河東の思い切りのよさが、今後もチームの救いになるに違いない。


