- #1
- #2
メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
大谷翔平もできなかった「二刀流で直接アメリカへ」19歳・森井翔太郎がこなす“驚異的スケジュール”とアスレチックスの戦略「二つやらない選択肢はない」
text by

山田結軌Yuki Yamada
photograph byYuki Yamada
posted2026/09/05 17:03
マイナーリーグで投打とも少しずつ、しかし着実に経験を積んできた
守備は高校時代と昨季は、遊撃を守った。しかし、本格的に投手として稼働する今季から、スローイングの強度を考慮し、右肘や右肩の負荷を弱めるために二塁へ移った。球団は現段階で、投手か野手のどちらかを選ばせる方針を持っていない。
「二刀流選手になるためのあらゆる機会を現在与えている。今後どうなるか見ていく。もし将来的にどちらか一方に絞る必要が出てくれば、その時に決断する。今は100%支持し、サポートしている」とケネディ監督は球団の方針を語った。
アスレチックスにとっても、二刀流選手を本格的に育成する経験は初めてだ。投球と打撃の双方に取り組む1年間を健康に完走する。その経験自体が来季以降につながると球団は考えている。
「投手と内野手はどちらが好き?」の答えは…
ADVERTISEMENT
投手としてストライクを増やし、チェンジアップを磨く。打者としてライナーを打ち、二塁手として守備にも就く。内野手と先発投手としてメジャーリーガーになるために少しずつステップアップをはかる。
「自分の中で二つやらない選択肢はなかった。球団の方にも評価してもらいましたし、挑戦する価値はあるかなと思っています」
どちらかといえば、投手と内野手のどちらのプレーが好きなのか。
「本当に200回ぐらい聞かれているんですけど(笑)」
19歳はそういうと、続けた。
「ピッチャーが好きだったらピッチャーをやっているし、野手の方が好きだったら野手だけしかやっていないと思う。本当にこれは決められない、二つやっていることが決められない証拠かなと思います」
アマチュア時代やプロの初期に二刀流に挑戦した選手はたくさんいた。世界の才能が集まる米球界でも、メジャーレベルで二刀流を続けている選手は大谷のみ。森井翔太郎は、パワーとスピード、体格で勝る選手たちと勝負しながら内野手兼投手の二刀流メジャーリーガーへの道を歩んでいる。〈前編も公開中です〉

