- #1
- #2
メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
大谷翔平もできなかった「二刀流で直接アメリカへ」19歳・森井翔太郎がこなす“驚異的スケジュール”とアスレチックスの戦略「二つやらない選択肢はない」
posted2026/09/05 17:03
マイナーリーグで投打とも少しずつ、しかし着実に経験を積んできた
text by

山田結軌Yuki Yamada
photograph by
Yuki Yamada
2024年のドラフト上位指名候補でありながら、日本プロ野球(NPB)を経ずに米球界に挑戦した森井翔太郎選手。アスレチックス傘下の1Aで過ごす現在地とはどのようなものなのか。今夏の甲子園を騒がせた横浜高校の最速157km右腕・織田翔希投手の進路にも注目が集まるなか、異例の道筋でメジャーを目指す森井の挑戦をMLB担当の山田結軌記者が取材した。〈全2回の後編/前編も公開中です〉
◆◆◆
森井翔太郎の1週間は、細かく組み立てられている。アスレチックス流の二刀流育成プランだ。
月曜=マイナーでは試合なし(休養日)
ADVERTISEMENT
火曜=二塁手で出場
水曜=DHで出場
木曜=先発投手(20~50球の球数制限)
金曜=試合出場なし(ノックなど内野手練習)
土曜=二塁手で出場
日曜=DHで出場
森井の二刀流挑戦を現場で支えるダリル・ケネディ監督が説明した基本スケジュールはこのようになっている。今季は投手と野手を本格的に並行する最初のシーズン。球団は投打ともに練習を続けながらも回復時間を確保し、健康な状態でシーズンを過ごすことを最優先にしている。
大谷翔平を前例に「森井流」で上がる階段
投手と野手の練習を単純に足せば済むわけではない。二塁手としてゴロを受け、併殺の送球を練習する。投手としては変化球を磨く時間も必要になる。登板後にはケアも欠かせない。ケネディ監督は、通常の練習に加えて必要となる作業を1週間の中へどう組み込むかを、二刀流育成における最大の課題に挙げた。
「ゴロを余分に受けたり、併殺の送球練習をしたり、投手として変化球やチェンジアップの練習をしたりすることだ。全ての追加練習をスケジュールに組み込むことを最大の課題と考えている」

