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「日本は嫌いだが?」盧廷潤がキレた後輩の発言とは…ソウルで熱く語った日本サッカーの敬意と兄貴と慕う森保一への注文「きっと成功する。世界に行ってほしい」
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キム・ミョンウKim Myung Wook
photograph byRyosuke Tanikawa
posted2026/08/27 11:09
母国・韓国のサッカー界が抱える問題に危機感を募らせる盧廷潤(55歳)。兄貴分と慕った森保一への思いも口にした
1993年にサンフレッチェ広島でプロサッカー選手のキャリアを歩み始めた時、通訳もエージェントもいなかった。日本語学校に通い、ひらがなとカタカナを必死で習得した。意思疎通ができたからチームメートに受け入れられ、プレーの要求も理解できた。その経験が、選手選びと育成観の根幹にある。
韓国の若者が、いきなりJ1のクラブに入ることは容易ではない。だからこそ、J3のFC大阪とのネットワークを入口にし、実力を証明して上へ進む道をつくる。韓国サッカーの「4年ごとに変わる仕組み」を嘆くだけでなく、一人ずつ海外で経験を積ませる。小さいが、具体的な処方箋である。
その考えは、日本代表監督の続投を表明した森保への期待とも重なった。
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「森保さんには日本にとどまらず、世界に行ってほしい。今が監督として一番いい時期です。日本人監督が欧州のクラブを率いて結果を出せば、日本の選手を連れて行く機会も増える。最初は大変でも、私が韓国人Jリーガー第1号になったように、日本人監督の第1号になって、打ち勝ってほしい」
自らが日本へ渡った時も、成功の保証はなかった。脳梗塞の後に暗い夜道を歩き始めた時も同じだった。道がなければ、最初の一人が歩くしかない。
3時間にも及んだ取材。後遺症の影響か、足取りはゆっくり一歩ずつだが、現場を去る後ろ姿からは現役時代さながらの力強さを感じた。体力がさらに回復したら、たくさんの友人が待つ広島や大阪、福岡を訪ねたいとにっこりと笑う。
もちろん、森保にも、もう一度会いたい。その時、直接伝えたい言葉は決まっている。
日本にとどまるな。世界に出るべきだ。
「森保さんならきっと成功する。私はそう思っています」
〈全4回/第1回から読む〉

