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大相撲PRESSBACK NUMBER
「サンドバッグからものすごい音」武蔵丸、小錦…名力士を支えた老舗ジムのトレーナーが語る“相撲と筋トレ”「安青錦だけが…」
posted2026/08/28 17:01
力士の強さの秘密を語る、安青錦担当トレーナーの渡辺航平さん(左)、稽古でトレーニングに励む安青錦(右)
text by

天羽李子Riko Amo
photograph by
Tadashi Hosoda/JIJI PRESS
先の名古屋場所で3度目の優勝を果たした安青錦。その圧倒的な強さを支えているのが、東京・御徒町の老舗ジム「トレーニングセンターサンプレイ」だ。長年にわたり数多くの力士を指導してきた同ジムでは、筋力を高めるだけでなく、相撲の動きを踏まえたトレーニング指導も行っている。「力」の象徴である力士の強さの秘密を、入門前から安青錦を見てきた担当トレーナーに聞いた《全2回の2回目/前編から続く》
「水のように動きたい」
サンプレイと角界との縁は深い。創業者の宮畑豊さん(2023年逝去)が相撲経験者だったこともあり、古くは“突貫小僧”の愛称で知られた元関脇・富士櫻から、元大関・小錦、元横綱・武蔵丸、安青錦の師匠である元関脇・安美錦の安治川親方など、角界を代表する力士たちがここで体を鍛えてきた。現在も横綱・豊昇龍をはじめ、多くの力士がトレーニングに訪れている。
安青錦の指導を担当するトレーナーの渡辺航平さんは、安治川親方の現役時代にもトレーニング指導を担当していた。長く二人を見てきたからこそ、師匠と安青錦には相撲の取り口だけではない共通点を感じるという。
「安青錦の相撲は安治川親方に似ているとよく言われますが、体に力を入れすぎず、柔らかさを保ったまま動けるところも親方譲りだと思います。脇はしっかり締まっているけれど、体は硬くならない。安青錦はよく『水のように、自然に逆らわずに動きたい』と言うんですが、そういう動きが親方も安青錦もすごく上手なんです。2人ともベンチプレスでは200キロ以上を上げるほどの筋力がありながら、動きの柔らかさを失わない。これはなかなかできることではありません」
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その柔らかな動きを磨くため、サンプレイでは筋力を高めるだけではなく、実戦を意識したさまざまなトレーニングを取り入れている。

