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大相撲PRESSBACK NUMBER
「ベンチプレス220キロくらいを普通に…」安治川親方&安青錦の担当トレーナーが語る「力士の筋トレ事情」重視する意外な部位とは?
posted2026/08/28 17:00
サンプレイで安青錦を担当するトレーナーの渡辺航平さん(左)、稽古でトレーニングに励む安青錦(右)
text by

天羽李子Riko Amo
photograph by
Tadashi Hosoda/JIJI PRESS
いつしか安青錦しか来なくなって……
7月の名古屋場所で千秋楽の優勝決定巴戦を制し、3度目の優勝に輝いた安青錦。今年は3月の春場所で左足を負傷して以来、怪我に苦しめられてきたが、一度は陥落した大関の座にも、わずか一場所で返り咲く強さをみせた。
その安青錦が通うのが、東京・御徒町の「トレーニングセンターサンプレイ」だ。1977年創業。一般のトレ—ニーの他、力士や柔道家、空手家、ボディビルダーなど、さまざまなジャンルのアスリートの体づくりを支えてきた老舗トレーニングジムで、師匠である安治川親方も現役時代に通った。 現在、安青錦を担当するのは、トレーナーの渡辺航平さんだ。渡辺さんは現役時代の安治川親方の指導にもあたり、安青錦のことも正式入門前から知る。
「安青錦のことは、入門前の研修期間中から見ています。当初は部屋の他の力士たち3~4人と一緒にグループトレーニングで教えていたのですが、いつしか安青錦しか来なくなって……(笑)、今はパーソナルで指導しています」
“低い姿勢”も三者三様
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安青錦といえば、上体を起こさず、低い重心を保ったまま相手に当たっていく姿勢が大きな特徴だ。幼少期から続けてきたレスリングの経験にも裏打ちされたその低さは、安青錦の相撲を支える大きな武器となっている。
「安青錦に限らず、指導する力士にはとにかく『低く、小さく、丸く』という姿勢を徹底するように言っています。ただ、一口に“低い姿勢”といっても、力士によってやりやすい形は違うんです。お尻をぐーっと落として重心を低くする人もいれば、安青錦の場合は、お尻はそこまで落とさず、前傾姿勢を取ることで重心を低くする。これは本人も言っていますが、股関節がそれほど柔らかくないので、お尻を深く落とすのは得意ではないんです。だからスクワットをやっても、他の力士ほど下まではおろせない。でも、それが安青錦の形であり、強みでもあるので、無理に変えるようなことはしませんでした」
では、上体を起こさず、低い姿勢を保つためには、どのようなトレーニングが必要なのか。


