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“美人妻で話題”元巨人マイコラスもグリフィンも元阪神スアレスも元ロッテ・ゲレーロも…NPBは外国人投手でも「人材流出」「メジャーの踏み台」化か
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広尾晃Kou Hiroo
photograph byHideki Sugiyama,Getty Images
posted2026/08/19 17:00
巨人で活躍し、米国でも再び実績を残したマイコラスを皮切りに「NPB経由でのメジャー行き」外国人投手が増えた
最多勝、球宴…日本での経験を糧にMLBで飛躍
NPBからMLBに戻って成功した代表例は元巨人のマイルズ・マイコラスだろう。
関西人は「よめはん別嬪マイコラス」と言っていたが、日本に来る前はわずか4勝。しかしMLB復帰1年目の2018年、カーディナルスで最多勝(18勝)、以後もローテを維持。今年はナショナルズに移って3勝でDFA(戦力外)となったが、MLB復帰後71勝。マイコラスはNPB復帰を希望しているという。
この中ではレイズのニック・マルティネスとガーディアンズのフォスター・グリフィンが、今年のMLBオールスターに出場している。マルティネスは日本ハムに移籍するまではMLBで17勝だったが、MLBに復帰後は43勝。先発救援を掛け持ちするスイングマンだったがレイズに移籍した今季は先発一本だ。グリフィンは巨人に移籍するまではMLBでわずか1勝だったが、今季ナショナルズに復帰していきなり12勝、トレード期限で優勝争いをしているガーディアンズにトレードされた。
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さらに救援投手でも、ソフトバンクでクローザーとして活躍したロベルト・スアレスは、2022年のMLB移籍後はパドレスの守護神として通算77セーブ。昨年はナ・リーグ最多の40セーブ。オールスターにも2回出場。今季はブレーブスに移籍し、セットアッパーとして12ホールド、31試合で自責点わずか2と、圧倒的だ。彼は日本に来るまではマイナーリーガーで、メジャーの経験はなかった。
なぜ日本で“化ける”のか…MLBと異なる育成法
昨年までロッテで投げていたタイロン・ゲレーロは、今年1月にレッドソックスとマイナー契約を結び、春季キャンプは招待選手だったがマイナーで好投し、5月22日にメジャー昇格、中継ぎ投手として1勝15ホールドを挙げている。
ゲレーロはNPB時代、決して好成績を挙げたわけではなかった。
球速こそ160km/h超で、2022年ロッテ石垣島キャンプでは、佐々木朗希を上回る球速で周囲を沸かせたが、制球力がなかった。MLBに戻ってからも荒れ球ではあるが、救援投手として通用している。
NPBに来るのは、MLBで十分に実績を残せなかった投手が多い。MLBはいわゆる「捨て育ち」で、コーチは自分から積極的に指導しようとはしない。しかしNPBでは、キャンプインの時点から投手コーチは、投球フォームなどバイオメカニクス的な課題からメンタル面、さらには作戦面まで、丁寧に教えてくれる。MLB時代は「自己流」で投げていた投手も、投球理論を身につけていくわけだ。

