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「強い組織であり続けたい」強豪が相次ぐ敗退で波乱の甲子園…でも健大高崎はなぜ強い? 名将が語る“強い組織”の真意「有能な社長だけではダメ」
text by

田口元義Genki Taguchi
photograph byHideki Sugiyama
posted2026/08/08 17:00
3年連続となる夏の甲子園で初戦を突破した健大高崎の青柳博文監督。波乱が相次いだ大会で、安定した強さを見せる秘密はどこに?
昨年の秋大会…まさかの準々決勝敗退も
箱山遥人の世代でセンバツを制してから4季連続で甲子園に出場した。「強い組織」はしかし、昨秋の県大会準々決勝で敗れ、甲子園の連続出場がストップした。
今年のチームでただ一人、下級生時代から主力としてプレーする、キャプテンの石田雄星が自戒する。
「前のチームを経験しているのが自分だけだったので、どうしてもプレー面でも身勝手な部分が出てしまっていました。そこでどん底を味わったからこそ、今があるなと感じます」
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昨秋は今夏にエースとなる石垣聡志をはじめ、主力選手に故障者が出てしまったことも敗因となった。それを踏まえても、生方は「攻守がちぐはぐだった」と評す。
そんなチームが変わったのが、シーズンオフに行った石垣島のキャンプからだという。生方は明らかな変革を感じ取っていた。
「このあたりから徹底力が出てきましたよね。秋に負けて『俺たちは強い』ではなくて『これをやらないと勝てない』と、謙虚に取り組むようになった。そこからスタッフたちと密にコミュニケーションをとりながら、チームの野球ががっちり固まってきたという感じですかね。『このチームは勝てる』と思えるようになったのを覚えています」
生方の言う「徹底」こそが、「機動破壊」への原点回帰だったわけだ。

