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野球クロスロードBACK NUMBER
大阪桐蔭でも、智弁学園でもなく…名門の姿なき甲子園で健大高崎はなぜ負けない?「やっぱり“機動破壊”なんです」受け継がれる「伝統の秘密」
text by

田口元義Genki Taguchi
photograph bySankei Shimbun
posted2026/08/08 17:00
3年連続となる夏の甲子園で初戦を突破した健大高崎。その安定感の秘密はどこにあるのか?
実績があり、スターもいた。
華やかだった過去2年に比べると、今年のチームははっきり言って地味だ。それでも、グラウンドで体現する野球は、健大高崎のストロングポイントを愚直なまでに貫く。
走塁練習は「他のチームの数倍はやっている」
八幡商との初戦がそうだった。
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脚を使った揺さぶり。ランナーが出れば確実に送る。内野と外野の間の微妙な位置にフライが上がっても、的確なハーフウェイで様子をうかがい、打球が落ちた瞬間には次の塁を陥れる。そして、7-0と大勢が決まりかけ相手チームの警戒が薄れれば、容赦なく盗塁を仕掛ける。
ボディブローのような攻めで7-1と八幡商を退け、監督の青柳博文がうなずく。
「やっぱり『機動破壊』なんですね。走塁練習はコーチが徹底してね、他のチームの数倍はやっていますから。走ることに関しては、練習試合から特に重視していますし、そこが強みとなって出てくれたんでしょうね」
箱山が強打を響かせようと、石垣が剛速球をうならせようと関係ない。手堅く、勝つ、健大高崎不変の「機動破壊」。
では、この伝統の矛を色濃く継承するシステムとはどんなものなのだろうか?
<次回へつづく>
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