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野球クロスロードBACK NUMBER
「聖光はレベルが高くて行けない」からのスタートも…「高校で球速15キロアップ」福島の絶対王者を封じた「ソフトボール出身」“背番号17”の正体
text by

田口元義Genki Taguchi
photograph byGenki Taguchi
posted2026/08/08 11:03
福島県大会を制し甲子園初出場を決めた東日大昌平。優勝候補の筆頭だった聖光学園を封じたのは、背番号17の剛腕だった
「ピッチャーの自分だけが守っているわけじゃないんで。野手のみんなが『うしろには俺たちがいるぞ』って言ってくれているし、そこを頼れて投げられたのが一番だと思います」
チームで勝ち取った“金星”。グラウンドで仲間たちにもみくちゃにされながら、照沼は涙を流していた。
中1日で臨んだ学法石川との決勝戦。準決勝の疲労が残っていたこともあり、先発ながら3回2失点で降板となった。照沼は「悪いなりにもっと抑えられる方法があった」と悔やんだが、その一方で「見えざる要素」とも戦っていることにも気づいていた。
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「自分に対する周りの基準が高くなったというか、『求められているんじゃないか?』みたいなものは感じるようになりましたね」
もう、照沼はノーマークの存在ではない。
聖光学院を抑え、甲子園に出る「最速148キロ右腕」――そのように全国から注視されるピッチャーになりつつあるのだ。
甲子園ではエースナンバーを背に…
夏の好投を評価され、東日本国際大昌平にとって初となる甲子園で背番号「1」を託されたエースは、怖気ずくことなく言ってのける。
「期待もされるし、警戒もされると思いますけど、そのなかで上を行けるピッチングをできるように、しっかり調整したいですね」
8月8日、大会4日目の白樺学園との第2試合。名門・聖光学院を退けた噂の右腕が、全国の舞台でベールを脱ぐ。
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