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“県下で86連勝中”福島の絶対王者・聖光学院はなぜ敗れたのか…「許したヒットはわずか2本」伏兵チームの「背番号17」ナゾの右腕は何者だった? 

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田口元義

田口元義Genki Taguchi

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posted2026/08/08 11:02

“県下で86連勝中”福島の絶対王者・聖光学院はなぜ敗れたのか…「許したヒットはわずか2本」伏兵チームの「背番号17」ナゾの右腕は何者だった?<Number Web> photograph by Genki Taguchi

福島大会準決勝で敗れ、項垂れる聖光学院の選手たち。絶対王者はなぜ敗れたのか

 多彩な変化球と抜群の制球力を誇る先発の松本叶我に対し、相手ベンチの「低めを見逃して三振はいい。その代わり浮いた球を確実に仕留めよう」という作戦により4連打を浴び、1点差に詰め寄られた。

「あそこでちょっと力んでしまって……」。松本が悔やむように、その後、押し出しとワイルドピッチで逆転を許してしまったのである。

 2対3。20回もの甲子園出場の歴史が物語るように、ビハインドを跳ね返した試合など夏は何度もあった。だからこそ斎藤はベンチで、泰然自若と「こういう試合を跳ね返せないと、お前たちが目指す日本一には到底、届かないよ」とはっぱをかけられたし、試合終盤に差し掛かっても選手たちには笑みがあるくらいの落ち着きがあった。

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 しかし、スコアは動かず試合は終わった。

 選手たちのすすり泣く声、嗚咽が入り混じった空間で、監督の斎藤はいつもと同じように「負けたときこそしっかりと話す」と、毅然と取材に応じ、静かに口を開いた。

「なんとか生徒らの意地を引き出してあげたかったけど、できなかったね。これまでも夏はいろんなピッチャーを攻略してきたけど、今日は攻略できなかった。うちが気負っていたわけじゃなくて、あれだけ最後まで崩れず、思った通りにボールを操れたのは大したもんだ。それくらい素晴らしかった、照沼君は」

“絶対王者”を封じ込めた「背番号17」の正体は?

 聖光学院の県内連勝記録を“86”で止め、引導を渡したのは――東日本国際大昌平の背番号「17」照沼佑崇だった。

次回へつづく>

#2に続く
「聖光はレベルが高くて行けない」からのスタートも…「高校で球速15キロアップ」福島の絶対王者を封じた「ソフトボール出身」“背番号17”の正体

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