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野次馬ライトスタンドBACK NUMBER
「野球は筋肉がすべて」プロ野球選手も師事する名トレーナーが断言のワケは?「メジャーとの差は筋力の差」令和野球の新常識“マッチョ指数”ってナンだ
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村瀬秀信Hidenobu Murase
photograph byHidenobu Murase
posted2026/07/31 11:05
多くのプロ野球選手も師事するデポルターレクラブ代表の竹下雄真氏。氏が「筋肉がすべて」と言い切るワケは?
「いや、これが最終回答です。IQの低い言い方になってしまいますが、筋肉がすべてです。それは何もトップアスリートだけに限った話ではありません。一般社会に生きる私たちがよりよい人生を送るためのカギも筋肉がすべてであると言っても過言ではありません」
揺るぎない大胸筋のごとく言い切る。ならば、教えてほしい。筋肉が答えであるというその理由を。
「では、野球で考えてみましょうか。僕は30年近く、この世界で数多くのトップ選手を見てきました。清宮幸太郎は中学時代から見てきていますけど、フォームなんてほとんど変わらない。成長したのはなんですか。筋肉です。1990年代後半からの、バリー・ボンズであったり、マーク・マグワイア、サミー・ソーサらのいわゆるステロイド時代の選手たち。
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その是非はともあれ、ことホームラン数に限って言えば、現在の大谷やジャッジ、スタントンらですらまったく届いていない。あれから30年が経ち、現代は選手の技術力もトラックマンやラプソードなどを使った分析力もけた違いに上がっているのにです。違うものは何ですか? 筋肉だけです」
竹下は断言する。ボクシングや格闘技など階級差が出るスポーツを除けば、筋肉があるやつが強いと。私はお茶代わりに出されたオーツミルクラテwithプロテインを飲みながら反論を試みる。
球界の新たな基準…FFMI(除脂肪指数)とは?
筋肉ばかりでかくなっても『動きが悪くなった』、『胸板が邪魔して回旋運動がスムーズにできなくなった』なんて話もよく耳にする。筋肉の付けすぎはマイナスに作用することもあるのではないか。
「確かにポジションによる適正量はあるでしょう。昔は筋肉をつけると『動きのキレがなくなる』なんて筋トレを禁止する風潮はありましたが、大筋において筋肉はあればあるほどスピードは出ます。余計なものは脂肪です。最近になってようやく日本の野球界でも筋肉量が重要視されてきましたが、一番わかりやすいのがその指標となるFFMI(除脂肪指数)ですよ。メジャーではもう当たり前の概念になっていて、日本のいくつかの球団でも、このFFMIを育成の基準にしはじめています。
日本のプロ野球界のFFMIの平均はだいたい22~23前後と言われていますが、ある球団はこの数値によって年俸も変われば、値に達していない若手選手は試合にも出してもらえない。まずはトレーニングをして身体を作らないと、グラウンドにも立てない。プロ野球選手としてクリアする最低限の基準になるぐらい、筋肉が“選手としての能力の差”となることを認めているということですよね」

