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高校野球から離れた“あの球児”はいま「佐々木麟太郎から三振を奪ったスーパー1年生」中京大中京・高2冬に休部→MLBスカウト10球団から熱視線のナゾ

posted2026/07/29 11:03

 
高校野球から離れた“あの球児”はいま「佐々木麟太郎から三振を奪ったスーパー1年生」中京大中京・高2冬に休部→MLBスカウト10球団から熱視線のナゾ<Number Web> photograph by Norifumi Nishio

190センチを超える長身から投げ下ろす速球で佐々木麟太郎から三振を奪い、一躍注目を集めた宮内渉吾(当時、中京大中京高校1年)

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西尾典文

西尾典文Norifumi Nishio

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佐々木麟太郎から三振を奪った1年生――鮮烈なピッチングで注目を集めた右腕が、人知れず“復活”への道のりを歩み始めていた。高校野球を途中離脱した18歳に、MLBスカウトが熱視線を送っている。〈NumberWebレポート全2回の前編〉


 夏の甲子園を懸けた地区予選が各地で始まった、6月下旬。神奈川県川崎市にある等々力球場にMLB10球団のスカウトが集結していた。

 と言っても、この日は試合が行われていたわけではない。アスリートのマネジメントと米留学を支援する『IAA Sports Management』主催のワークアウト、いわゆる「練習会」が開かれていた。

 この日は5名の日本人投手がピッチングを披露し、なかでも、94.4マイル(約152キロ)をマークした一人の投手がスカウト陣の注目を独り占めしていた。

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 その投手の名は宮内渉吾。身長195センチの大型右腕。この3月に高校を卒業したばかりの18歳だ。

 熱心な高校野球ファンであれば、この名前を聞いただけでピンとくるだろう。宮内の名が関係者の間で知れ渡ることとなったのは、今から3年前の2023年6月に遡る。

佐々木麟太郎から奪った三振

 愛知県の前年秋の県大会ベスト4が集められた招待試合でのこと。4校に加えて招かれたのは、当時高校通算本塁打記録を更新していた佐々木麟太郎を擁する花巻東だった。佐々木は2日間で行われた4試合で、4本ものホームランを放っていたが、そんなスラッガーから三振を奪ったのが宮内だった。

 当時は中京大中京高に入学間もない1年生。長身から投げ込むストレートは最速141キロを計測し、鋭く落ちるフォークボールもブレーキは十分だった。真っ向勝負する姿勢もスカウトたちを驚かせた。中学時代は地元の軟式野球部でプレーしており、県内でも決して注目されるような投手ではなかったが、佐々木を三振に打ち取ったことで知名度は一気に上がっていった。

「中学では県大会に出場したのが最高で特に実績らしい実績はありませんでしたし、高校も地元の県立高校に進もうと思っていました。ただ、中学の野球部と中京大中京の女子軟式野球部が練習をする機会があり、それがきっかけで声をかけていただき、進学することになりました」(宮内)

【次ページ】 甲子園でも登板した「逸材」

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