- #1
- #2
ハマ街ダイアリーBACK NUMBER
なぜ「リリーフでプロの壁→先発転向で成功」? DeNA2年目篠木健太郎が配置転換された深いワケ「TVで見たプロみたいに綺麗に抑えようとしすぎていた」
text by

石塚隆Takashi Ishizuka
photograph byJIJI PRESS
posted2026/07/27 11:02
先発の一角として、オールスター前までで4勝を挙げている篠木
「篠木はリリーフでスタートしましたが、すぐにファームへと戻ってきました。そのときは球速も出ていませんでした。何故かとスタッフとともに協議をして、まずは投球フォームの改善に着手したんです。分析の結果、彼の場合、二段モーションの方がタイミングよく投げられることがわかりました。
あとは、いい意味でも悪い意味でも、篠木は勢い任せの投球だったんです。わたしや入来(祐作・二軍チーフ投手戦術・育成)コーチらの見解では、これではいずれ壁にぶつかるのではないかと考えました」
能力を伸ばすための配置転換
そこで浮上したのが、先発を経験させることだった。フォーム修正もあり、先発として長いイニングを投げることで、投球に対する考え方を整理したり、打者の反応を見るなど、勢いだけでは通用しない多くの学びがあるはずだ、と経験を積ませることになった。桑原氏はつづける。
ADVERTISEMENT
「能力を伸ばすための配置転換。篠木にはテンポよく淡々と、とにかく相手の打者を見ながら投げなさいと伝えました。フォームや投球の深い部分は入来コーチが見てくれて、そうこうしているうちに彼には体力があるし、いい感覚を持っているので、本格的に先発として育てていったら面白いということになりました。なによりうちの先発陣には少ない、三振を取れる能力は魅力的でしたからね」
篠木としても、先発をやることで、心身ともに変化していくのを感じていた。
〈全2回の1回目/つづく〉
チェックを入れてボタンを押すだけ
Number Webを見つけやすくする

