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ハマ街ダイアリーBACK NUMBER
なぜ「リリーフでプロの壁→先発転向で成功」? DeNA2年目篠木健太郎が配置転換された深いワケ「TVで見たプロみたいに綺麗に抑えようとしすぎていた」
text by

石塚隆Takashi Ishizuka
photograph byJIJI PRESS
posted2026/07/27 11:02
先発の一角として、オールスター前までで4勝を挙げている篠木
「それまでテレビで見ていたプロの投手は綺麗に抑えているように映っていて、自分もそういったイメージで投げようとしてしまったんです。けど、綺麗に投げるのは自分のよさではない……」
まわりの目を気にして、矢印が打者へ向かわなかった。篠木は猛省する様子を見せていたが、右も左もわからないルーキーであれば仕方がないことであり、よく聞く話でもある。大事なのは、それに気づけたことだ。
ファーム生活で『プロとは何ぞや』と、言葉や背中で示してくれたのは、法政大学の先輩でもある三嶋一輝や石田健大だった。
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「三嶋さんは『篠木、やるぞ!』と、ずっとキャッチボールの相手をしてくれましたし、自分の体を使って手取り足取りいろいろとアドバイスをいただきました。健大さんは、僕が登板するたびに気になった点を指摘してくれて、またそれがピンポイントでズバッとしていてわかりやすかったんです。本当にありがたかったですし、お二人は、今も変わらず大きな存在です」
先発転向の理由とは
そんな篠木がファームでリリーフではなく先発で投げていると耳にしたのは、昨年8月中旬のことだった。初めはブルペンデーの先頭で投げていたが、時間が経つにつれ先発ローテを回るようになっていった。
150kmを超えるホップするような球威のあるストレートと、鋭く曲がるスライダーを武器にリリーフへの適性を見せていた篠木だったが、先発へまわるとカットボールやフォーク、カーブも駆使して、長いイニングを抑えるようになっていく。
なぜ球団は、篠木をリリーフから先発へと転向させたのか? 当時の二軍監督兼投手コーディネーターであり、現在、育成ディレクターを務める桑原義行氏は次のように教えてくれた。

