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熱狂とカオス!魅惑の南米直送便BACK NUMBER
号泣ネイマール34歳は「引退同然の元選手」「ハーランドが処罰」ブラジル屈辱のW杯16強敗退にメディア猛批判も…「アンチェロッティ解任論は皆無」なワケ
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沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byMB Media/Getty Images
posted2026/07/22 11:30
ハーランド擁するノルウェーに屈したブラジルとネイマールに対して、国内メディアの批判は痛烈だった
日刊紙『フォーリャ・デ・サンパウロ』は、批判の範囲をさらに広げた。
「ブラジルが勝つチャンスはあった。しかし、点を取れる時に取らなければ相手に取られる、というフットボールの鉄則が改めて証明された」
「この悲惨な結果は、監督、選手だけの責任ではない。ブラジルサッカー連盟は、2022年大会でチッチ監督が退任した後、ブラジル人監督を3人を起用した。ところが、2026年W杯南米予選で敗退の危機に陥り、3年前からラブコールを送っていたアンチェロッティがようやく昨年5月に就任。一からチーム作りを始め、何とか南米予選を突破した。しかし、わずか1年余りで競争力の高いチームを作ることはできなかった。時間を空費したブラジルサッカー連盟の責任は重大だ」
“アンチェロッティ解任論”がほぼ皆無なワケ
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ブラジルサッカー連盟は、W杯開幕前にアンチェロッティ監督との契約を2030年まで延長していた。これに関して「契約を破棄してでもアンチェロッティを解任しろ」と意見はほとんど聞かれない。
「これから4年の時間を使って、セレソンの伝統に則ったコンペティティブなチームを作り上げ、2030年大会こそは優勝してほしい」(フォーリャ・デ・サンパウロ)といった声が支配的だ。
近年、故障による欠場が多く、アンチェロッティ監督が「体調が100%でない選手は誰であろうと招集しない」と言い続けたことから、ネイマールのW杯出場は絶望的と思われていた。しかし、最終的にW杯出場メンバーに滑り込んだ。
このことを、国民の約半分は歓迎した。それは、すでにピークがとうの昔に過ぎていることを知っていながら、これまでセレソンでキング・ペレを2点上回る79得点(W杯開幕前。現在は80得点)をあげている男の“魔法”に期待したからだろう。
ネイマールは“元選手”、右サイドは“フリーウェイ”
しかし、メディアの大半はネイマール招集には否定的だった。それは「もう3年もまともにプレーしておらず、スピードと運動量が悲しいくらい低下している。すでに引退したも同然で“元選手”と呼んで差し支えない34歳」(評論家のカーザグランジ/元ブラジル代表CF)だからだ。
しかも、招集された後の国内リーグの試合で右のふくらはぎを痛め、グループステージ(GS)の最初の2試合を欠場。GS最後のスコットランド戦で14分、ノルウェー戦で23分の計37分間プレーしただけ。ノルウェー戦でPKを決めた以外は、ほとんどチームに貢献できなかった。これは、彼の招集に反対した残り半分の国民と大方のメディアにとっては「完全に予想通りの結果」(カーザグランジ)だった。
守備陣がハーランドを抑えきれなかったことについて、日刊紙『オ・エスタード・デ・サンパウロ』は以下のように説明した。

