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「飛行機は15万円、バスなら4万円」陸路でのメキシコ国境越えの結末は…W杯カメラマンの“アメリカ節約紀行”「恐ろしい食事代…カードの請求額どうなる?」
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原壮史Masashi Hara
photograph byMasashi Hara
posted2026/07/19 17:01
日本代表も戦ったダラス・スタジアム。筆者は同地を拠点に北中米W杯を撮影した
それでも、食は旅の大きな楽しみだ。筆者は頭の中での「×160円」をなるべくしないように、そしてカード会社からの通知をなるべく見ないように現実逃避し、各都市で1度は美味しいものを食べる、レストランに入らなくてもご当地のビールや名物のファストフードをいろいろと堪能する、という方針で楽しもうと試みた。
たとえばニューヨークではカットして売ってくれるペパロニたっぷりのピザを、フィラデルフィアでは日本のフードトラックでも人気のフィリーチーズステーキを。バーガーチェーンでは大谷翔平も好きだという「In-N-Out」のアニマルスタイルや、テキサスで大人気の「Whataburger」もスーパーヘビー級で美味しかったが、特に記憶に残ったのはマイアミの新鋭、スマッシュバーガーの「Skinny Louie」。かなりしっとりとしたほのかに甘いバンズとパティの相性が抜群だった。移動の合間に1回で1日分のカロリーを摂取できる、という点において、アメリカは最強かもしれない。
帰国後の不安「カードの請求額はどうなるのか…」
贅沢をしたのはテキサスBBQ。ダラスに1カ月もいるのだから1度くらい贅沢をしよう、と共同生活のメンバー全員で車を借りて30分以上かけて名店に行き、予算を100ドルとして堪能した。今回の旅どころか、ここ数年で一番の贅沢だった気もする。
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カードの請求がどうなるかは正直不安でしかないが、個人的な考えでは、旅はまず楽しまなければお金を浮かせても損だ。体験が金額を上回っているのならば甘んじて受け入れるしかない。
自分にそんな大義名分を与えて、後半の旅路ではずいぶんとビール屋を開拓してしまった。幸い、欧州と同じく、レストランで外食をするよりはビール屋に入った方が安い。これも言い訳だが。
果たして無事に日本に帰ることができるのか。そしてカードの請求額はどうなるのか。
長かった旅路も、残り1週間を切った。
ダラスの家を引き払い、アトランタの後はニューヨークでの生活になる。ブラジル対ノルウェーで一瞬だけ寄った時は1人10ドル程度のピザでお腹を膨らませたが、5日間もいて毎日ピザというわけにもいかないだろう。
これが欲というもので、せっかくならば最後に良いものを食べたい、という思いもある。
まあいいか。生涯初のW杯なのだから、堪能できなければ損だ。
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