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「飛行機は15万円、バスなら4万円」陸路でのメキシコ国境越えの結末は…W杯カメラマンの“アメリカ節約紀行”「恐ろしい食事代…カードの請求額どうなる?」 

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原壮史

原壮史Masashi Hara

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photograph byMasashi Hara

posted2026/07/19 17:01

「飛行機は15万円、バスなら4万円」陸路でのメキシコ国境越えの結末は…W杯カメラマンの“アメリカ節約紀行”「恐ろしい食事代…カードの請求額どうなる?」<Number Web> photograph by Masashi Hara

日本代表も戦ったダラス・スタジアム。筆者は同地を拠点に北中米W杯を撮影した

陸路でもスムーズに…あっけなかった「国境越え」

 とはいえ、バスはかなりの長旅だった。幸いだったのは、日本代表のユニフォームを着たサポーターがちらほら乗っていて心強かったこと。そして陸路での国境越えが想像よりもはるかに簡単だったことだ。

 行きのメキシコへの入国も帰りのアメリカへの入国もバス専用のエリアがあり、専用の建物に横付けされ、一般車と混じることなく1台ごとにスムーズに入国審査が行われた。トランプ政権下ということでかなり身構えていたが、拍子抜けするほどあっけなく国境を越えることができた。

 モンテレイに無事到着し、先に現地入りしていたカメラマンのグループと合流して食べたタコスの味は、ここまで辿り着いたという達成感が加わり格別だった。

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 グループリーグの2巡目で往復28時間のバス移動をクリアしたことで、その後もバスを上手く使う旅となった。7月5日のニューヨークで行われたブラジル対ノルウェーは、日本が勝ち上がった場合の試合としてもともと予定に入れてあったが、片道2時間のバスを使って7月4日にフィラデルフィアで行われるパラグアイ対フランスと組み合わせられることがわかった。

 7月9日にボストンで行われたフランス対モロッコの後は、ホテルを取らずに片道5時間のバスでニューヨークへ行き、そこから飛行機でマイアミへ。先に記したように、試合開催地から次の試合開催地へ都合のいい時間に飛ぼうとすると高いが、発着地を変えれば通常価格になるためだ。

「ちょっと良い食事」の予算は1万円から

 このように色々と工夫して移動をしていると、日本円がもう少し強ければ……とも思う。

 共同生活で自炊が可能だったことにはかなり助けられた。スーパーに行けば、野菜や肉、パン、ビールのような米国産のものは日本と同等かそれ以下の価格で手に入れることができた。

 しかし、せっかくアメリカ大陸で旅をしているからには美味しいものを食べたい。

 レストランに入れば1品20ドル前後、ハンバーガーチェーン店で一番人気のセットが大体15ドル程度だ。表記は外税かつチップの文化が存在するため、20ドルは25ドルに。1ドル162円で計算すると4050円。ちょっと良いものを食べたければ実質的な予算は1万円からだ。

 ヨーロッパのように支払いの端数を切り上げるだけのチップならば楽だが、「通常のサービスを受けたら(大抵)20%」というアメリカ式のチップには驚かされた。親切にしてくれた店員など、対個人で良いサービスを提供された場合にチップが発生するというのは理解できる。ただ、特に何もなくても当然チップが発生する、という感覚は日本人にはピンとこないものだろう。

 ハンバーガー店のタブレット注文でチップを加えるかどうかの画面が出てきた時はさすがに「No」を選択したが、思わず笑ってしまった。

【次ページ】 帰国後の不安「カードの請求額はどうなるのか…」

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