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「バレーができなくなったら、私が働く」清水邦広を支えた“アナウンサー妻”…七菜さんが明かす夫の意外な素顔「初デートは、カウンターなのに1席空けて座った」
posted2026/07/17 11:06
2022年に結婚し、二人の子どもを授かった清水夫妻。妻・七菜さんが出会いを明かした
text by

田中夕子Yuko Tanaka
photograph by
Nana Shimizu
選手生命を揺るがす靭帯断裂
あまりの激痛に、コートに横たわったまま、うめき声を上げる。
2018年2月、Vリーグのファイナルステージ。スパイク時の着地で右膝をひねった清水邦広が負ったのは、前十字靱帯と内側側副靱帯の断裂、半月板損傷、全治12カ月の大ケガだった。
バレーボールを始めた小学生のころから、息子の試合を観戦してきた母・香代子さんは、そのシーンをずっと後になってから映像で目にした。
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「大変なケガでしたけど、でも私は『試合中のケガでよかった』と思ったんです。もしも遊びに行った先で車を運転して事故をした、そんなことになったら周りの人たちに申し訳が立たないじゃないですか。バレーボールの選手なんやから、仕事中のケガは仕方ないし、邦広ができるのは治すために専念すること。その時も(手術をした)荒木(大輔)先生が『もう無理です。辞めます』と言う邦広を熱心に診てくださって、邦広よりも前に同じケガをして手術をした女子選手と一緒に食事へ連れ出して励ましてくれたと聞きました。ケガを治すだけじゃなく、心も癒してもらったんでしょうね」
福井から大阪へ。香代子さんも何度となく見舞いに訪れた。
ケガをした直後は、病室に2人でいても会話はなかった。母は、せめて好きなものでも、と息子が好きなからあげやハンバーグの入った弁当やスイーツを買った。小学1年生のころから大盛りのラーメンを平らげていた大食漢。「いらん」と最初は拒んでいたが、冷蔵庫に入れておけば、「やっぱり食べる」と、しばらくして口にすることはわかっていた。
少しずつ前を向けるようになってきた矢先、さらなる試練が続いた。手術とリハビリによる1カ月半の入院生活を終えて退院した夜、発熱があった。病院に緊急で駆け込むと、感染症を引き起こしていたことがわかった。そこから2週間、絶対安静の日々が続いた。

