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「ポジション争いはあるけど」上田綺世27歳も後藤啓介21歳も…「綺世くんを見て」「(塩貝)健人と引っ張る」日本代表FWに根付く“他国と違うサイクル”
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ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/07/17 17:02
塩貝健人、上田綺世、後藤啓介。日本代表FW陣がそれぞれ語ったリスペクトは、他国にはない“進化の仕方”なのかもしれない
「相手の前にしっかり入ることができて、先にボールに触って、マイボールにできた。そこが良かったかなと思います。前日に綺世くんから聞いたことをしっかり頭に入れながら、プレーしていた。それが出たシーンかなと思います」
そんなやり取りをかわしてきたからこそ――ブラジル戦で敗戦した直後、上田が肩を落とすと、その気持ちを思いやった後藤は、テレビカメラから上田を守ったのだった。
上田に聞いてみた“年下の後藤、塩貝”
では上田は、後藤という存在について、どう捉えているのだろうか。ブラジル戦翌日に尋ねてみると、こんな答えが返ってきた。
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「彼は身長もあるし、若い。(塩貝)健人もそうですけどね。あの年齢でW杯メンバーに入って、僕らと一緒に、当たり前のようにプレーしているのは本当に凄いことです。でも、そういう選手がこれから多く出てこないと、日本のサッカーレベルは上がってこないと思う。彼らが25、26歳になったときに、プレミアやブンデス、CLで当たり前のように活躍していることが、日本サッカーにとってはベストだと思う。そういう選手が、僕らの背中を見てじゃないですけど……僕らが活躍して扉を開いて、もっともっと、上に行きやすい環境を作ってあげる。W杯を経験したことで、次につながれば良いのかなと思っています」
〈次につながれば……〉というメッセージは、2人の21歳ストライカーには確実に届いている。後藤は2年後に行なわれるロス五輪に向けて、こう話す。
「W杯を経験したのはオレと健人なので。2人がロス世代を引っ張っていかないといけないと思いますし、この経験を無駄には絶対にできないです。自分たちは世界で一番大きな大会のメンバーに入れました。そのうえで次はオリンピックという舞台がある。そこでしっかりと歴史を塗り替えたいです。その2年後にもう一度W杯がある。(今大会で最大勢力だった)東京五輪世代のようにW杯で引っ張っていければなと思います」
後藤はロス五輪での優勝を本気で目指している。W杯で優勝するという目標の下で戦うのが当たり前だと考えていたのだから、それも当然なのかもしれない。また、五輪へのモチベーションは国ごとに異なるからこそ、十分にチャンスがあると分析してもいる。
後藤と塩貝は“ライバル関係ではない”
後藤だけではない。上田が後藤とともに名前を挙げていた塩貝も「別にあえて言われてはいないですけど」と、同じような想いを抱いている。
「僕たちが引っ張っていかないと……。僕らは『これからの世代』だと思います。啓介もそうですし、同世代には本当に良い選手がたくさんいると思う」
ブラジル戦翌日、そこまで話した塩貝はこう続けた。

