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「ポジション争いはあるけど」上田綺世27歳も後藤啓介21歳も…「綺世くんを見て」「(塩貝)健人と引っ張る」日本代表FWに根付く“他国と違うサイクル”
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ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/07/17 17:02
塩貝健人、上田綺世、後藤啓介。日本代表FW陣がそれぞれ語ったリスペクトは、他国にはない“進化の仕方”なのかもしれない
「この年齢でこういう経験ができたのは、普通のことではない。絶対に、日本のためにもこの経験を生かしていかないといけないと思います。この先、僕が(日本代表に)呼ばれなかったら、僕を選んだ意味がないので。僕が呼ばれ続けることによって、この経験を同世代にも伝えていける。継続的に活躍して、ずっと中心選手としていることが大事かなと思っています」
後藤は圧倒的なまでの日本代表のユニフォームへの想いで、塩貝は清々しいまでのゴールを狙う意欲によって、今後も期待を受けるだろう。
そんな2人に、興味深い事実がある。
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後藤と塩貝の間に存在するのは、口も利かないような〈ステレオタイプのライバル意識ではない〉のだ。実際、塩貝の代表デビュー戦翌日、後藤に「塩貝選手と2トップを組むイメージはわくのですか?」と問いかけたところ「結構わきますね」と即答された。後藤はそう考える理由をこう明かしていた。
「彼はゴールを取りたいと思う。僕はそれを御膳立てするというか、そこに供給する方が好きなので。(コンビを組むのは)面白くなりそうだと思います」
上田が見せてきた背中とは無縁ではないはず
後藤と塩貝の関係をあえて表現するなら、お互いをリスペクトしながら高め合っていくものだ。口も利かないような関係とは異なる、プロフェッショナルな関係と言い換えられる。
なぜ、2人がそのような距離感でいられるのか。最大の理由はもちろん、それぞれのパーソナリティにある。
ただ、もう1つ理由があるとしたら――。
このチームのエースストライカー背中で見せてきたものと無関係ではないはずだ。
上田は、安易にライバル関係を問われるのを嫌がってきた。なぜなら、同じポジションの選手から学ぶ姿勢を誰よりも大切にしてきたからだ。例えば、1歳違いのフォワードである小川航基との関係についても、こう話している。
「ポジション争いはもちろんあります。でも、ライバルとしてという感覚が僕にはなくて。僕は自分が成長することや、その場で求められていることを100%出すことを意識しているので。例えば、小川くんとの関係でいえば、彼の感覚や、色々な選手の感覚とか特徴、その試合で何を感じたのかとかも僕は知ってみたい。フォワードに限ったことではないですけど、ライバルとかそういうことではなく、どういう風に感じているのか(を知りたい)」
日本オリジナルのFW成長システムなのでは
上田自身は、自分のことをエースだと表現するのは好きではない。とはいえ、日本代表の1トップのポジションでプレーするときには並々ならぬ責任感を持って、ピッチに足を踏み入れてきた。

