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獅子の遺伝子BACK NUMBER
「殺気を漂わせて打席に…」血気盛んだった栗山巧の“変化”「気持ちの入れ方がヤバいんです」盟友コーチも代打指令を躊躇した「凄まじい作業」
posted2026/07/14 11:16
盟友でもある栗山について語る赤田コーチ
text by

市川忍Shinobu Ichikawa
photograph by
NumberWeb
今シーズン限りでの引退を発表し、プロ野球人生の集大成となる日々を送っている埼玉西武ライオンズの栗山巧外野手。シーズン最多安打記録や4度のベストナイン獲得、2000本安打達成など数々の実績を残してきた野球人生の成功の秘密と、ファンに愛される理由を周囲の証言から紐解く。〈全2回の後編/前編も公開中です〉
◆◆◆
赤田将吾二軍野手コーチは現役時代、最後はトレードでライオンズを離れたものの、入団したときから多くの時間を選手として、また、コーチとして近くで栗山巧を見てきた人物のひとりだ。
コーチに就任して以降はどのような印象を抱いていたのだろうか。
「昔に戻った」打撃フォーム
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「僕が現役で、クリと一緒にプレーしていた時代に比べると、今はピッチャーの投げるボールが全く違います。一軍のほとんどの投手が150kmを超える球を投げるし、変化球の球種も多くなって、打者が対応するのが難しくなってきています。でも、そういった変化に対してアップデートしていこうという姿勢は常に感じますね。
実際に僕が一軍打撃コーチだったときからクリとは、速いボールになんとか対応しようという試みはしていました。今シーズンのクリを見ていても、その対応と変化を繰り返していると思います」
現役最終年となる今シーズンも、新たな打撃フォームで試合に臨んでいる。赤田によれば「昔に戻った」という、少し背中を丸めて構えるフォームだ。
「おそらく試行錯誤して今のフォームになったと思うのですが、打撃フォームを変えるのはかなり勇気のいることなんですよ。最後のシーズンなのにそうやって挑戦して、なんとかしよう、なんとか対応してやろうという気持ちが表れていると思います」
「気持ちの入れ方がやばいんです」
そんな赤田にとって最も印象に残っているのが、一軍コーチ時代のエピソードだという。

