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ハマ街ダイアリーBACK NUMBER
「牧秀悟さんは、それができている、と」DeNA期待のルーキー宮下朝陽は宮﨑敏郎に教えを受けて…「休日も、野球のことばかり考えていますね」
text by

石塚隆Takashi Ishizuka
photograph bySankei Shimbun
posted2026/07/13 11:17
パンチ力を秘めた打撃で「打てるショート」へ期待がかかる新人・宮下朝陽。宮﨑敏郎からかけられた言葉とは……?
DeNAのショートは、長い間レギュラー不在だ。二遊間がしっかり固まっていなければ、やはり優勝を狙えるチームにはなれない。石上とともに、宮下には大きな期待がかかる。
さて残りシーズンも少なくなってきたが、宮下としてはどのようにチームに貢献しようと考えているのか。
「一軍というのは、ずっと居つづけられる環境ではないと理解したので、チャンスをもらえたら、とにかくフォアボールでも内野安打でも出塁することを意識しています。そして守備では正確に、確実なプレーを心掛けていきたいと思います」
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生真面目な様子で宮下は言った。オフはなにか息抜きをしているのだろうか。そう尋ねると、宮下は「いや~」と苦笑した。
「息抜きとか別になくて、休みの日も野球のことばかり考えていますね」
オンとオフは大事だが、筒香嘉智しかり一流の選手ほど、野球をしていない時間にどれだけ野球のことを考えられるかが勝負だと説く。宮下もそのタイプなのかもしれない。
若いながら醸し出す落ち着いた雰囲気
百折不撓。これから幾度も壁にぶつかり、その都度宮下は顔を上げ立ち上がることだろう。自身が貫くべき意思とは果たしてなにか? そう問うと宮下は沈思黙考し、しばらくして口を開いた。
「やっぱり自分でどうにかしなければいけないということですね。この世界、誰かが助けてくれるわけではないし、誰かのせいにすることもできない。やるのは自分。だから自分がそうするって決めたら、とことん貫きたいし、それが一流の選手だと思っているので、流されることなく自分を見つめていきたいと思っています」
22歳。年相応の若さやフレッシュさがありながらも、どこか老成した勝負師のような風情を漂わす宮下。ハードヒットを生む打棒と球際に強さを見せる守備で、DeNAの未来を担う存在へ——。
〈全2回の2回目/はじめから読む〉

