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「寂しい結果…自分でも情けない」吉田正尚が明かすメジャー4年目の胸中「レッドソックスが放出する可能性は低いが」現状打破の希望となる“ある数字” 

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山田結軌

山田結軌Yuki Yamada

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posted2026/07/11 11:05

「寂しい結果…自分でも情けない」吉田正尚が明かすメジャー4年目の胸中「レッドソックスが放出する可能性は低いが」現状打破の希望となる“ある数字”<Number Web> photograph by Getty Images

チーム内での立場は依然として厳しいが、吉田の持ち味を発揮することで道は拓けていくはずだ

“吉田らしさ”とは…注目すべき数字

 1つは三振率の低さだ。今季の吉田の三振率は11.3%。MLB平均は22.1%で、リーグ平均のほぼ半分に抑えている。規定打席に届いていないが、少なくともメジャー全体でも上位級の「三振しない打者」であることは間違いない。メジャー1年目の2023年が14.0%、2024年が12.4%、2025年が11.7%。空振りで簡単に打席を終える打者ではないコンタクト能力がある。日本時代から最大の武器だったバットコントロールは、MLBの球速と変化球でも、まだ崩れていない。

 今季の吉田の空振り率は16.6%。MLB平均の25.0%を大きく下回る。ストライクゾーン内の球に対するコンタクト率は89.3%で、MLB平均82.6%を大きく上回る。さらに、ストライクゾーン外の球に対するコンタクト率も73.6%。こちらもMLB平均57.9%を大きく上回っている。つまり吉田は、ストライクを高い確率でバットに当てるだけではない。ボールゾーンへ逃げる球にも対応し、ファウルで粘り、打席で粘り続ける能力を持っていることを表す。

 三振を奪う投手が高い評価を受ける一方、三振しない打者の評価も高まるはず。昨季、ワールドシリーズに進出したブルージェイズは、打球をフェアゾーンに飛ばし、インプレーの割合を増やすことで攻撃力を増した。その観点でいうならば、吉田は打線の中で機能する能力が高いというわけだ。

Squared-Up %に表れる吉田の技術力

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 2つ目はSquared-Up %(スクエアードアップ率)だ。これは、スイング速度と球速から算出される最大可能打球速度に対し、実際の打球速度をどれだけ引き出せたかを示すスタットキャストの打撃指標。簡単に言えば、ボールをどれだけバットの芯で捉えられているかを示している。シンプルに表現するなら、ミート力と言い換えてもいい。吉田は2025年に40.7%を記録し、打球を捉える能力を示していた。今季も7月9日時点で36.2%をマーク。173cmと小柄な体で最大限の効率で力を伝えるバッティングスタイルは、吉田のバットコントロールが巧みな証でもある。

 ただ、その器用さは時にマイナス面も生んでしまう。吉田自身の言葉を借りれば「当てに行ってしまう」という側面だ。そのマイナス面を減らしていくため、5月からはフリー打撃でのスイングをイメージチェンジ。「体全体を大きく使って、強いスイングをする」と、長所でもあるバットコントロールを少なからず“犠牲”にして、練習に取り組んでいる。さらに昨年、注目された魚雷バット(トルピード・バット)を練習に導入した。「(インサイドアウトで)バットを体の内側から出したいときに使っています」と話す。

【次ページ】 トレード期限までに放出の可能性は? 吉田の生き残る道

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