テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER

大谷翔平の登板延期で騒然とする一方で“W杯に熱視線”ファンも…ドジャース遠征の“仮住まい敵地”で記者が体験した「メジャーらしくない」光景とは

posted2026/07/06 17:01

 
大谷翔平の登板延期で騒然とする一方で“W杯に熱視線”ファンも…ドジャース遠征の“仮住まい敵地”で記者が体験した「メジャーらしくない」光景とは<Number Web> photograph by Naoyuki Yanagihara

アスレチックスが“仮住まい”としているサター・ヘルス・パーク

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柳原直之(スポーツニッポン)

柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara

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Naoyuki Yanagihara

 ドジャース大谷翔平を長年取材する番記者が、6月下旬から現地取材をスタートさせている。北中米W杯が開催中のアメリカにおいて、第2子が誕生し、7月5日に32歳を迎えた大谷はどんな日々を過ごしてメジャーの舞台で戦っているか。〈NumberWebレポート/随時配信〉

神宮球場のような光景で

 テレビや米メディアの記事、写真を通して、サター・ヘルス・パークの様子は知っていたつもりだった。だが、やはり現地に足を運ばなければ分からないことがある。そう改めて感じた3日間だった。

 6月29日から7月1日まで、ドジャースはアスレチックスの暫定本拠地サター・ヘルス・パークで3連戦を戦った。24年限りでオークランドを離れたアスレチックスが、ラスベガスへの移転が予定される28年まで本拠地として使用する“仮住まい”である。

 ジャイアンツ傘下3Aサクラメント・リバーキャッツとの併用球場ということもあり、他のメジャー球場とは少し空気が違った。

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 メディア専用入口ではセキュリティーチェックは驚くほど簡素だった。首から取材パスを下げていたとはいえ、誰にも確認されることなく球場へ入れてしまった。

 ホーム、ビジター両クラブハウスは中堅後方にある。「どうやって行けばいいですか」と球団広報に尋ねると、「ウォーニングトラックを歩いて行けばいいよ」と返ってきた。メジャーでは聞いたことがない案内だった。NPBなら、神宮球場で試合後に選手たちの後ろを報道陣が歩いていく光景を想像してもらうと近い。

大谷が先発登板延期で騒然

 ドジャースは日本メディアの数が多いため、大半の日本メディアは三塁側後方のスイートルームを臨時記者席として使用した。机はなく、電源はタコ足配線。それでもありがたかったのは、メディア向けの食事が無料だったことだ。

 今やメジャー球場の多くでは、メディア用の食事も10~17ドルほどかかる。円安と物価高が続く中、このサービスは本当にありがたかった。初日は中華、2日目はメキシカン、3日目はマカロニ・アンド・チーズやチキンなどのアメリカン。毎日メニューが変わり、どれも想像以上においしい。マイナー球場ならではの、温かいもてなしだった。

【次ページ】 W杯一色の球場でも大谷はいつも通りだった

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